私は、桑原さんの著作である「公共事業を内側から変えてみた。」という本で取り上げられた佐賀市の元市長の木下といいます。
今回の「談合破り」で書かれている役人の対応は、程度の差はあれ、多くの地方自治体の建設技術者がとる対応です。佐賀市役所の場合も、ここまでひどくはありませんでしたが、下水道工事などで建設会社側にきちんとした理由のある設計変更や金額の変更を認めようとはしませんでした。理由は、今回の本に書いてあることと同じです。
この本は、少し技術的なやり取りが続きますが、じっくり読んでみると、談合がなぜなくならないのか、なぜ公共工事が高くなるのかがとてもよくわかります。また、指名競争入札制度から一般競争入札制度に切り替えただけでは、決して良い公共建築を安く作ることはできないこともわかります。行政や議会の関係者だけでなく、一般の市民の方にも是非読んでもらいたいと思います。