本書は2011年5月に発売された
Jira 4 Essentialsの訳書です。
著者と訳者も、JIRAっぽいというか、開発元のAtlassian関係者ではない人たちが書いています。
肝心の内容ですが、インストールからカスタマイズ方法、ひいてはセキュリティまで、JIRAを運用しょうと思ったら必要なトピックが丁寧にまとめられています。
また、訳書で気になるのが、翻訳のクオリティだと思いますが、本書は冒頭はやや硬い印象を受けるものの、トータルとして非常に読みやすく訳されています。
課題管理システムをキチンと運用しようと思ったら、欠かせないのが、管理項目のカスタマイズ、ワークフローの設定、認証・認可・権限、通知のあたりですが、ヘルプデスクプロジェクトでの演習を含めて詳細に解説されています。
また、本書の発売とほぼ時を同じくして、最新版のJIRA 5が登場しました。さすがに、詳しい使い方までは書いていませんが、新たな機能が紹介されているところもナイスです。
日本語で読める書籍としては本書が初です。JIRAはマニュアルもローカライズされていますが、やはり書籍という形でまとまっていると理解も深まります。
1点残念な点をあげておくと、Confluence, GreenHopper,FishEyeなどのソフトウェアのことが書かれていないことでしょうか。いずれのソフトウェアもJIRAを中心としたエコシステムを形成し、こと、ソフトウェア開発においては大きな力を発揮するツールです。まぁ、この本はJIRA入門なので、JIRAのことしか書いてなくて、当然といえば当然なんですが。
JIRAを使っているユーザだったら、手元に1冊おいておけば、よりJIRAでプロジェクト管理を効率化できるでしょう。