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誰も語らなかった防衛産業
 
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誰も語らなかった防衛産業 [単行本(ソフトカバー)]

桜林 美佐
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容紹介

防衛産業は「国防の要」であるにもかかわらず、防衛費の削減により、国産の装備品を製造できなくなる事態が進んでいる。日本の防衛産業の多くは中小企業で、いま職人の技術が途絶えようとしている。一度失った技術は二度と戻らない。安全保障のためには「国内生産基盤」の維持は欠かせないのだ。三菱重工など大手企業から町工場まで、生産現場の実情を初めて明らかにする!

内容(「BOOK」データベースより)

防衛産業は「国防の要」であるにもかかわらず、防衛費の削減により、国産の装備品を製造できなくなる事態が進んでいる。日本の防衛産業の多くは中小企業で、いま職人の技術が途絶えようとしている。一度失った技術は二度と戻らない。安全保障のためには「国内生産基盤」の維持は欠かせないのだ。三菱重工など大手企業から町工場まで、生産現場の実情を初めて明らかにする。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 225ページ
  • 出版社: 並木書房 (2010/8/2)
  • ISBN-10: 489063259X
  • ISBN-13: 978-4890632596
  • 発売日: 2010/8/2
  • 商品の寸法: 18.6 x 13 x 1.5 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 31,573位 (本のベストセラーを見る)
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54 人中、53人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
本書の秀逸さは、
装備や武器・兵器をゼロから作る「国内の防衛産業の現場」という見えない存在に
日を当て、「多能工」「コスト削減」といった言葉に代表されるわれわれに身近な
ミクロの生産現場からの視点を通じ、「わがモノ作り・わが国防・わが軍事」へと
読み手の視野を広げることに成功している点です。

その結果、ほとんどの国民がつかめていない
「防衛費削減が民間企業、ひいてはわが国防に至大なダメージを与えている背景」
が理解できるようになります。

モノ作りの現場から真剣に国防を考えるという新たなスタイルを提示した
見事なルポルタージュであり、実に優れた初心者向け防衛産業・防衛装備品調達の
入門書といえます。知る限り、同種の作品を見たことがありません。
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29 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By じゃが〜 トップ500レビュアー
防衛省の装備品に関わる人々を運用者から下請けの町工場まで一気通貫で取材し、実情と問題を明らかにする秀作。
さらに根本原因としての政治の責任や、防衛省の調達の制度を明らかにする。また、コラムとして世界の武器輸出戦略、韓国を例にした官民一体となった防衛産業振興政策などが平易な言葉で記述してある。世に溢れる自衛隊の武器に関する本とは一線を画した、誠に稀有で、かつよく出来た本である。

装備品の運用者としては、陸自の戦車競技会を取材し、富士学校と武器学校を訪れている。プライムコントラクター(主契約者)の代表として戦車を製造する三菱重工、各種特殊車両を製造するコマツの工場を見学し、さらにその紹介でベンダー(下請け)を訪れ、第何次下請けになるか分からない小さな町工場まで訪れている。各企業の歴史を交えながら実情を記した文章からは、著者の素直で真剣な取材状況と、事実を誠実に世に問うという姿勢がうかがわれる。

武器輸出三原則の成り立ちと、政争の具としてますます厳しい三原則になった経緯も記載されており、その結果として何が起きたかも分かりやすく記してある。

コラムは、本文と違って少々専門的に防衛産業・防衛装備品調達制度の問題点と解決策の提言などを行なっている。
是非とも読んでいただきたい1冊である。
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36 人中、31人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
防衛費削減や事業仕分けのあおりを受けて、縮小している防衛産業。
日本は物作りの国なのに”安いから外国から仕入れろ”などと言う国会議員がいる。彼らはそのことを、「シビリアンコントロール」と言っている。

文民が軍隊をコントロールするという意味だが、それには「文民が安全保障のことをよく理解している」という大前提が必要だ。日本の安全保障を値段が高いか安かで判断する文民が、安全保障のことを理解しているとは到底思えない。日本の文民達の安全保障感覚なんて、その程度のレベルなのだ。・・・と人ごとのように言っていてはいけない!これは、我々や未来の子供達の生存も左右する重大なことなのだから、日本人としては当然考えなければならないことである。

本書の中で企業の人達が「我々は儲かるか、儲からないかでやっているのではない、国を守れるか守れないかでやっている」と言っていた。
彼らの爪の垢を煎じて現在の文民達に飲ませてやりたい・・・(綺麗な女性著者の本にこのような品のない発言をしたことをお許し下さい)
もしくは、せめてこの本を読んでから、文民統制という言葉使ってほしい。
日本の防衛産業を担っている会社は殆どが中小企業で、この本書に出てくる社長さん達は「これぞ日本の技術者」と思わせる発言をたくさんしている。
静かで、謙虚で、地道で、仕事熱心、決して目立ったような発言はないが、これぞ日本人と思わせる。

私は技術者の端くれだから、社長さん達の言っていることがよく理解出来るが、著者が女性にもかかわらずこのことを理解して取材しているのに驚く。砕氷船「宗谷」の時もそうだったが、物にも魂が宿るという、日本人古来の考え方をよく理解されているのだろう。だからと言って玄人向きでもない。新聞を理解する読解力があれば誰でも理解できるようになっている、この辺りが女性ならではの気配りだと思う。
男女を問わず、日本国民であるなら読んでほしい一冊である。
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