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誰も知らない 世界と日本のまちがい 自由と国家と資本主義
 
 

誰も知らない 世界と日本のまちがい 自由と国家と資本主義 [単行本(ソフトカバー)]

松岡 正剛
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

禁断の世界史講義、開幕。

いよいよ大好評シリーズ「世界と日本の見方」第2弾が登場!
前作『17歳のための世界と日本の見方』よりもパワーアップして、
今回は、近現代の世界がどのように展開し、その背景にはどんな
文化や人の動きがあったのかを丁寧に解説していきます。

ひとたびページをめくれば、野望が砂漠をかけ、陰謀が海をわたる
激動の近現代史に引き込まれていきます。

そして、本を閉じたとき、世の初めから隠されていた秘密が明らかになる……。

内容(「BOOK」データベースより)

禁断の世界史講義、開幕。世の初めから隠されていた秘密が明らかになる…。シリーズ「世界と日本の見方」第2弾。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 480ページ
  • 出版社: 春秋社 (2007/12/20)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4393332717
  • ISBN-13: 978-4393332719
  • 発売日: 2007/12/20
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.2 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 49,686位 (本のベストセラーを見る)
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87 人中、76人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 海人 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本(ソフトカバー)
世界史の変遷を著者独自の視点で解説しており、公開講座での話をそのまま文章にしてあるので口語で読みやすく、世界史の概略を面白く理解するにはうってつけでしょう。ただいくつかの点で歴史認識、解釈の粗雑さや浅薄さ、古さを感じてしまう点があります。

特に日本とアジアの関係、中でも著者が李朝白磁を偏愛しているという関係からか、朝鮮に対する認識にかなり主観的なものを感じます。

●たとえば「朝鮮の事大主義」の解説で、中国の王朝と正当に向き合うことが「事大」です。これが朝鮮の「事大主義」。日本の「事大主義」とは違います。と言う箇所
→事大主義とは「以小事大」小国が大国に仕えるつまり隷属すること。

●或いは李朝の民芸を評価する箇所では、韓国の茶道が日本の茶の湯とちがっていることにも通じて、と言う箇所
→韓国茶道は日本で茶道を学んだ在日韓国人が帰国して始めたもの。現在でも日本の裏千家の指導を受けている。

●或いは、また、日露戦争でバルチック艦隊を破った東郷平八郎は、列強各国からその作戦を激賞されたのですが、そういわれた東郷は「自分がナポレオン軍を撃破したネルソン提督と比べられるのははだはだうれしいが、とうてい李舜臣には及ばない。」といったというんです。と言う箇所
→出典は司馬遼太郎の小説

●なぜ伊藤博文が嫌われているのか。「朝鮮総督府の統監」だったからですね。日韓併合のシンボルだったからです。それで暗殺された。と言う箇所
→伊藤博文はむしろ日韓併合に反対の立場だった。

●特に朝鮮の各王朝が「非侵略的な性質」を持っていたというところが大きいんです。もしも朝鮮が好戦的だったら、日本は鎖国などしていられなかったでしょう。朝鮮民族が非侵略的であるという好ましい性格を持っているということは、日本が安泰でいられる大きな緩衝地帯を持っているということです。と言う箇所。
→非侵略的であったのはむしろ徳川幕府、李氏朝鮮はほぼ全時代を通じ常に北方の女真族と紛争をつづけていた。1419年には倭寇の本拠地を叩くという理由で対馬を侵略。それ以前の新羅の時代にも頻繁に対馬や博多に侵略(日本紀略)。

などなど、素人でも疑問を感じざるを得ないような歴史認識と解釈がかなりたくさん出てきます。

このような歴史認識や解釈が出てくるのは、著者がその歴史認識や解釈を形成するに当たって直接一次資料に当たらず、一般書として出版されている本を中心に、しかも最新のものではないかなり古い時代のものによって、著者の言うところの「知識の編集作業」をした結果であることは容易に想像できてしまいます。

ですから、読者は著者の見解をそのまま鵜呑みにせずに、この本を取っ掛かりにして、興味を感じた点をより専門的な本を読むなどして、独自の「知識の編集作業」をすることがこの本を利用する一番の適切な方法であると思います。
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25 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
良くない。 2008/10/21
形式:単行本(ソフトカバー)
前作(17歳のための〜)ほどよく出来ていない。
質が落ちていると思う。

説明不足だったり、講義録のせいか曖昧に話している箇所があったりして、
読むのにストレスを感じた。

そして詰め込み過ぎ。
詰め込むのは良いが、編集の仕方を上手にしないと誰も読まないのではないか。
このレビューは参考になりましたか?
21 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By C-Sky
形式:単行本(ソフトカバー)
「世界が、たった一つの強力な原理や制度で動いていくなどということは、はなはだおかしなことなんです。そのデキがきわめて効率的で、上出来になっていることも、もちろんあるんですけど、そして、そのようなモデルとルールをイギリスやアメリカが緻密につくりあげたものが少なくないのですけれど、だからといって、それが世界の多文明に、また多文化にあてはまるような、ふさわしいものとはかぎらないのです。これはあきらかに「まちがい」です。」(『世界と日本のまちがい』p456-457)

一言で言えば、高校の世界史のおさらいをしているような感じでした。ヨーロッパに生まれて全世界を覆い尽くした(というか、列強によって押し広げられた)国民国家の展開を中心に見ていきます。

先に別のレビュアーが指摘していますが、「間違いの根本は、アヘン戦争あたりからで、西欧だけでやっていればよかった策謀と侵略の構図を東洋にももっていって、東洋も積極的にその構図を広めているところ」でした。その結果何が訪れましたか? 戦争でしょう。戦争と、資本主義の弊害です。

著者は近代国民国家は何であるかという問いに、つまり戦争をしていい国なんだと答えていますが、国民国家の覇権争いの結果訪れたのは戦争でした。日本が開国し、日清戦争に勝ち日露戦争に勝っていったということは、一面から見れば日本が列強の仲間入りを果たして一等国になったんだということですが、もう一面から見れば、それは列強としてしか生きていけなくなった、ということでもあります。否応無しに、パワーズの中でパワーズとして生きてゆくことしかできなくなったのです。

最後に著者は「苗代」の話をします。苗代というのは、ちょっと稲の話をしますと、田んぼにはもちろん稲を植えるわけですが、直に稲を蒔くのではない。一端別の場所で少し育ててから、田んぼに植えるわけです。これが苗代です。あとがきの著者のことばを借りれば、「グローバリズムの導入をいったん幼若な苗にして、それから本番で植え替えるという方法があるのではないか」とを提案しています。

小泉改革の郵政民営化、あれは新自由主義の一例です。これに反対はしていないけれど、なんでもかんでもグローバルスタンダードをそのまま導入、つまり「直播き」すればいいってもんじゃない。いったん「苗代」において、日本なりにアレンジしてみてはどうか。グローバル化にちょっと待ったをかける本。
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