絵柄が綺麗なのと、あらすじの雰囲気、また作者さんが中国の方というもの珍しさで購入しました。
はじめに画面を見たときは、ふきだしが小さいかつ台詞が多い、コマにメリハリがなくて少し見づらいかな、という印象でした。
ただ、その分背景が細部まで丁寧に描かれているので、これはこれで味だと感じます。
細い線で描かれ、繊細で、さらりとした画面が中国絵画ぽい…と思ったのは、私だけかもしれませんが。笑
作者さんの雰囲気ある画面は魅力の一つです。
ストーリーは淡々と進み、特にギャグな要素はありませんが、主人公・語の行動やリアクションが純粋で可愛らしく、微笑をさそいます。
また、語が出逢う不思議な体験、存在…について、それが何であるのか、理由や説明が加えられることはありません。(少なくともこの巻では)
全て「そういうもの」として描かれていくので、もどかしさや置いてけぼり感を覚える面があります。
しかし、その語らない姿勢が、この作品の不思議な空気を作っているとも思いますので、決してマイナスではないと思いました。
この先で、登場人物たちがどう動いていくのか、どう描かれていくのか、楽しみな作品です。
静かなお話、不思議なお話、精霊や妖怪、自然が大好きな方は、楽しめるお話だと思います。