形式において、第一人称が「ボク」であり、友達に語りかけるような口調で書かれていて、とても読みやすかったです。肩の力を抜いて読める感じですね。中学生でも詰まらずさっと読めると思います。政治の話はとかく重くなりがちなので、リラックスしてよめるというのがよかったです。
次に、内容において、思ったより網羅性があるなと思いました。網羅性があるかどうか判断できるほど、政治を知らないのですけど、各章が短いので、本の薄さの割には触れられているトピックが多く、国会議員の仕事の全体像がつかめたのかなと思いました。目次のタイトルも、本文の内容のエッセンスがわかるように工夫されていて好印象でした。なので、忙しい人は、目次だけでも見てみると、この本の雰囲気が伝わると思います。ちなみに、私が一番興味深かったのは、172p以降の「びっくりニュースに隠れて通過する重要法案」の節です。立ち読みの際は、ここを読まれるのをお薦めします。
最後に、これも内容に関する話ですが、中立の立場であることを意識して書かれている(と感じた)点が、とてもよかったです。現役の政治家さんが書かれる文章は、たいてい強い自己主張を包含するものです。それ自体、決して悪くはないのですが、「一般的な」国会議員の仕事について知りたい場合には、あまり独自の見解ははさんでほしくないものです。この本でも、川田議員の見解がちょいちょい出てきますが、ボクはこう思うんだけど・・・という形で書かれており、それが一般的であるかのような偽装はない点で、安心して読めました。
以上から、全体として、簡単でさっと読めるわりには、内容も充実していてためになったと思うので、星5つの評価をさせていただきました。