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ある建築家の浴槽から金縁の鼻眼鏡以外つけていない死体が発見されます。死体の身元がつかめない中、同時期に失踪した財界の名士の謎も絡まりながら話が進んでいきます。
まず、カバーの絵が不思議な感じで好きです。
犯人探しは小説を2/3ほど行ったところでほぼ分かってしまうので、それが目的の人は注意しながら読み進めていくことが必要です。
どちらかといえば人物描写や時代背景の描写が巧みでしょうか。両大戦間の、一時の平和を享受しながらも前大戦の爪痕が残り、将来に向かって変化していく姿が印象的に描かれています。
クリスティしか読んだことの無い人には雰囲気が全然違うので、読んでみることをオススメします。
とにかくピーター・ウィムジイ卿喋る喋る! 一度口開くと5~6行はいってしまうマシンガントーク、でもほややんとしたいい人、お兄さんが侯爵さんで要するにめっちゃ偉い。警察に仲良しさんがいたり、そもそも権力が引っ付いているのであんま皆逆らえないし。個人的にお母様結構好きです、後の作品でかもしんないけど。
とりあえず行方不明になった資産家のタイムスケジュールでも調べてみよーか、てなわけでふらふらふら、お部屋を見てなんか変だなぁ、と思ったり。金縁眼鏡でまたちょっとした悶着があったり、簡単にいえば完全スカ。能天気な友人の恋愛話はあったりしますが、ドラマ的に面白いのは次巻からかな、ワタシ結構パーカーさん好きなんだが(警察の仲良しさん、頑張って出世中。)、この巻のザグ警部さんもなかなか味がありますですかも、よくいる無能ってタイプですが。
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