現在全国で進行中の医療崩壊を知るための入門編として良いのではないでしょうか。
確かに、小松秀樹先生の「医療崩壊−立ち去り型サボタージュとは何か」や「医療の限界」に比べて考察が甘いと思われるところもありますが、おおよその状況を知るには読みやすくて良いと思います。
国民にとって医療費は安い方が良いとは思いますが、医師や医療関係者の「ヤル気を削ぐ」ような現在の国の政策に安易に汲みするのもどうかと思います。
一部のトンデモ医師などを大きく扱って、あたかも医療界全体が悪いような雰囲気を作り、様々な方面からバッシングをすることで最終的に損をするのは国民だと思います。
何でも医療関係者の言いなりになる必要はありませんが、お互いの立場を尊重しつつ、両者が良好な関係を保っていけるようになれば、と思います。そのためには、医療関係者は自身の能力をさらに上げるための努力をすることと、国民は医師が様々な面で働きやすいように環境を整える「行動を起こす」ことが必要と思われます。
そのために、現況の一端を知るには良いと思います。