冒頭のカラーページに、いかにも「危なそうな」おじさん2人の姿が繰り返し登場する。
方や、警視庁元刑事、空手6段、北芝健。
方や、米国傭兵、ボディーガードを経てセキュリティサービス会社設立のテレンス・リー。
人間の危なさを知り尽くした2人が、子供が凶悪犯罪の被害者になった事件(多くは少女の性的被害に絡む)を取上げ、それを基に、犯罪から子供を護るポイント、心構え、見落としやすい点、持ってはいけない思い込みを語るが、さすが危ない世界を長年に渡り潜り抜けてきただけあり、説得力も合理性も凄い。
これまでの評論家的な「子供の安全」を訴えるひ弱な論者とは全く異なる。
学校にも塾にもロリコンの変態教師は沢山いると、まず現実を示し、あなたの子供は彼と支配・隷属の関係になるのだから逃げ道はないと、当たり前のことを当たり前として示す。
あまりに不条理な現実を直視させ、読者の甘い思い込みを粉砕した上で、対抗策を示す。
本当に我が子を護りたいなら一読をお薦めする。