子供のころから30歳の今にいたるまで、いい子だね、やさしいね、いつも笑ってるね、といわれることに強い憤りを感じて続けていたのにも拘わらず、変えられなかった理由がこの本を読んでやっとわかりました。まさにモナリザの罠にはまっていたのです。わたしの子供のころの夢はキャリアウーマンになることでした。しかし大人になるにつれ女性の生き難さに気づき、いつのまにかその夢を見失っていました。そんなふうに女性の多くは、仕事では幸せを見付けられないと思い込み、そのかわり幸せな家庭を作りたいと思うようになります。男性は子供のころから障害や衝突は常に起こるものだから乗り越えなくてはならないと教え込まれるので、自分の希望をあっさり諦めたりはしない。でも女性は子供のころから衝突を避けるよう教え込まれるので、1度2度の努力が実らなかったためにやっぱり無理なんだと夢を諦めてしまう、とそれからはことあるごとに諦めがちになってゆくのです。私も全てに諦めがちでしたが、この本に出会い本当の自分の声を聞くことを思い出しました。早速ずっと不満だった給料を上げるよう上司に要求したところです。どうなるかわかりませんが、言ったことにとても満足しています。自分の能力に自信があるのに、踏み出すきっかけがつかめていない女性には必読の1冊です。