本作は、堀北真希という女優の進化を観ることができた作品だ。
その自然でナチュラルな佇まいは、ハリウッドのスタッフ&キャストの中にあっても輝いていた。
宮崎あおい、蒼井優、上野樹里とホリキタは、同世代の女優でも群を抜いている。
第一級の若手女優の作品を観るのは、同じ日本人としても嬉しい(笑)。
ハンス・カノーザの撮り方は独特であり、日本映画的なラブストーリーを想定すると「えっ」という仕上がりかも知れない。
でもほぼ「ヘンなニッポン」感はないし、アメリカンスクールやそこに通うリッチな人たちの生活感が垣間見えたから
興味深い映画だった。唯一、大島行きの船は横浜・大桟橋からは出ないぞ・・・。
逆にいえば、難しい作品だから俳優の力量が試される機会でもあった。ホリキタは別格として、ハンスの大好きなマツケンや
「T4」の後に撮ったA・イェルチン、ジュリアの来日の敷居を下げたとされる(笑)エマ・ロバーツ、そして桐谷美鈴まで
見事な芝居だった。もしホリキタじゃなかったらどうなっていたことか・・・。
手越祐也に関しては、本作に限って言うと別の俳優を充てた方が良かったかも知れない。
ブルーレイの質感もナチュラルであり、LAの合成がヘンだったことを除けば上々だった。
LAのシーンは昔のブルーバック合成を観るような違和感だったので、これは何とかして欲しかったなあ。
特典ディスクはDVDだが、充実した現場メイキングや舞台挨拶が収録されている。星は4つです。