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読者は踊る (文春文庫)
 
 

読者は踊る (文春文庫) [文庫]

斎藤 美奈子
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

なぜ本を読むのか? 知ったかぶりはしたいし、帯や書評にはつられるし、流行本には文句をつける。そんなあなたが「踊る読者」です

内容(「BOOK」データベースより)

なぜ、この本が売れるのだろう。流行りの本は気になるくせに、流行りすぎると文句をつける。そんな立派な「踊る読者」のあなたのために、「ごくごく一般的な、そんじょそこらの読者代表」の斎藤美奈子が、タレント本から聖書まで、売れた本・話題になった本253冊の読み方と読まれ方を、快刀乱麻で読み解いていく。

登録情報

  • 文庫: 411ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2001/12)
  • ISBN-10: 4167656205
  • ISBN-13: 978-4167656201
  • 発売日: 2001/12
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By TaroTaro トップ500レビュアー
形式:文庫
批評家だとか評論家が書く文章は回りくどくて難解なものが多い。簡単な言葉で済むものもわざと難しくしているんじゃないのか、と思ったりする時もある。そして、その分野に詳しい人達だけしか相手にしていないような人も多い。勿論、そういった評論家達も必要だが、それだけでは自分も含めた一般人は困るし楽しめない。著者は一般人も楽しみながら読むことができる数少ない評論家だろう。

難解な言葉は使わない、例えの上手さ(評論家としては大事な資質だと思う)とおかしさ、斬新な切り口、そして何より、駄目な作品を深刻ぶってけなすのではなく笑い飛ばしてしまう余裕がいい。

ここに収められた書評の中には、著者自身が記しているように精通していない分野もある。その分野に精通している人には物足りなさや不満を感じたりするのかもしれない。しかし、これは「踊る読者」としての著者が、そういう人達のためではなく、「躍る読者」のために書いた書評である。そこを勘違いしてはいけないと思う。

ちょっと古い作品だが、その面白さに変わりはない。時が経過することで、それらの本(現象)がどうなったかがわかり、発表当時より楽しめたものもあったくらいである。
このレビューは参考になりましたか?
36 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
読者はわらう 2002/11/20
By kh VINE™ メンバー
形式:文庫
 この本を「おもしろい」というのは当たっておりません。ここはひとつ「おもしれえー」といってもらいましょう。斎藤美奈子の得意技は、このはしたなさであります。はしたない物言いで挑発し、相手の頭に血がのぼったところで、フックだジャブだと繰り出して、自分のコーナーにひっぱっていくという芸風、じゃなかった戦法。瀬戸内寂聴の源氏物語に対して、貫禄と誉めたあとで「厚顔無恥とはいわないでおきます」などと厭味の一発を放つあたり、弱腰の男の批評家ではこうはいきません。

 バカでは書けない。しかしバカを装ったお利口ぶりは嫌らしい。だからといって利口にあぐらをかくほど傲慢ではない。このあたりの逡巡をけっとばしてできたのが、彼女独特のデスマス体の文体です。

「汝、驚くなかれ。いまどきの聖書の日本語訳」「死ぬまでやってなさい。全共闘二十五年目の同窓会」「〈すわ震災〉のチャンスを即興芸で語った人たち」「知的ブームの底にあるのは知的大衆のスケベ根性だ」「身内の自慢話が〈だれも悪くいわない本〉に化ける条件」・・なかなかみごとな先制パンチではありませんか。

 もっとも読者の反響が大きかったのが「近代史音痴の国で起こったお笑い歴史教科書論争」だったそうですが、両陣営をうまく揶揄してみせたものの、だからあんたはどうなんだ、というのが大方の読者のつっこみでありましょう。彼女、この本の中身と同じくらい口も達者なら、日本のマスコミがほおっておくはずはない。「朝まで生テレビ」でもニュースキャスターでも、お呼びがかかるはずですが・・。そのあたりどうなの?

 これまで対象をワラウという余裕のない批評が多すぎました。裸の王様を裸だ、と言ってのける子供の天真爛漫さは批評ではありません。いかに裸であるか、そのみっともなさを言うところに彼女の真骨頂があります。小林秀雄賞をもらったりしてどうぞワライの感度が鈍らないようにネ。

このレビューは参考になりましたか?
12 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
とっかかりこそ本であるが、彼女の批判の目は本の後ろにある社会や人間に鋭く向けられている。「ごくごく一般的な、そんじょそこらの読者代表」だなんてご謙遜。同じ本を読まされて、ぼんやりしたふつうの読み手はもちろん、そこそこの書評屋・教養屋にだって、そこまで斬ることはできない。そして、ひとたび読みはじめるともうとまらない「カッパえびせん」的筆力。すでに十年前の話題ながら、本にまとめるとき、さらに文庫化にあたって、最新のコメントを加筆しているので充分に楽しめます。
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最近のカスタマーレビュー
書評かくあるべきだね
読者は踊る 斎藤美奈子 文春文庫 2001

読んだのは2004 5刷 初出 1998 単行本... 続きを読む
投稿日: 2009/9/1 投稿者: dream4ever
「印籠評論」デスネ、ハハー!
ちょっと頭の切れる女の子が、自分の感覚や論理が現在へ碇を
おろしてるとガッチリ前提したうえで、先達との感覚のずれを... 続きを読む
投稿日: 2008/9/14 投稿者: 白頭
それって私の事?
巻頭に「踊る読者度テスト」がある。見事10個以上○がついた私は本書に取り上げられている本はあまり読んでいないのであるが・まさにどっぷりつかった踊る読者。続きを読む
投稿日: 2007/3/24 投稿者: Tochitli
軽い書評
... 続きを読む
投稿日: 2006/6/13 投稿者: するめいか
楽して得する
ひとつのテーマに基づいて書かれている何冊かを読んで
そのおおまかな内容と感想をのべている本です。... 続きを読む
投稿日: 2005/7/23 投稿者: 布巾
読書初心者
私のような読書初心者にはとても良い1冊だと思う。たまには読書をしたいが、さてどんな本を読んだものかと思った時にこの本に巡りあいました。... 続きを読む
投稿日: 2005/2/8 投稿者: ryun2
中身つまってます
切り口の斬新さ・表現の面白さはあいかわらずですが、それに加えて対象の選択が絶妙で多岐に渡っていることから、かなり密度の濃い内容になっています。芥川賞受賞作から学習... 続きを読む
投稿日: 2004/4/12 投稿者: "しかく"
あなたもきっと「踊る読者」のはず
雑誌のコラムというのは生ものだから今読むとちょっと古いな、という感はあるけれども、逆に「そうそう、こんなものが流行ったよね」と懐かしくなることも。... 続きを読む
投稿日: 2003/7/16 投稿者: pinos
得意不得意、はっきり出ましたね。
うーん、「アダチル本」批判のコーナーなどは、そうなんだよなー、と頷きモードなんだけども。どうも、得意分野不得意分野があるようで。この分野は斉藤氏もよくわかってねー... 続きを読む
投稿日: 2002/9/10 投稿者: ディンブラ
いつの間にか美奈子に踊る
斎藤美奈子氏による書評本。所謂売れ線の本をカテゴリ別に分けて読み比べ、分析を加えています。「どうしてこの本が売れるのか」という点で美奈子氏の指摘は厳しいです。「イ... 続きを読む
投稿日: 2002/4/29 投稿者: るおまる
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