読書進化論ということで、本の読み方、テクニックについての話を期待していたのですが、その辺の内容は少なめ。むしろ自己啓発な内容だったり、本の買い方、本の書き手の視点、出版の業界事情や著作の販促活動についてなど、勝間さんの「本」にまつわるエッセイのような印象を受けました。ちょっと「読書」のテーマからは方向がばらけた感じです。
この本は勝間さんが売れっ子作家であることを前提に話が進んでいるので、はじめて勝間本を手にする僕には何のことかついていけません。というよりも勝間さんのことをまったく知らないことを前提に言い放ちますけど、この本は勝間の勝間による勝間マニアのための勝間ファンクラブの会報誌のような感じがします。
全体的にウェブの時代を受け入れつつも出版業界へのリスペクトというかヨイショは忘れずに、出版社、書店、ファン、ネットなど各方面にいろいろ気を使いながらまとめている印象を感じました。本を否定したら自分の稼ぎ場所を失うことになりますからね。天に向かって唾は吐けません。
ひとまず何冊か別の勝間本を読んでみてから再度読み直すか考えてみます。