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40 人中、37人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
読書の姿勢の再点検をさせてくれた書,
By
レビュー対象商品: 読書力 (岩波新書) (新書)
読書好きの私にとって、自分の読書に対する姿勢を、見つめ直すきっかけとなった書です。読書力とは著者の経験から「文庫百冊・新書五十冊を読める」、しかも「4年以内に文庫百冊を読める」力と断定されています。まず反省させられたのは、恥ずかしながら、この基準に達していないことです。中学生になった頃から、読書の習慣がなくなってしまい、再び本を読むようになったのは、大学に入ってからですが、最近は新書ばかりです。よって、今から頑張って、この基準に到達し、読書力なるものを築き上げようと心に誓いました。 ともすれば、自分の好きな著者の本や、読みやすい本を選んで読んでしまいがちです。しかし、著者は「精神の緊張を伴う読書」を薦め、「好きな著者の本を読むだけでは、著者に同一化して舞い上がる」自分を作り上げてしまう危険性を指摘しています。確かに、自分のレベル以上の本というのは、読もうという気持ちに持っていくのが大変ですが、読み終えると、成長したような気持ちになり満足感も大です。また、限られた著者の本を読んで、その主張を絶対化すれば、幅の広い自分を形成していくことはできないし、自分に合わない主張を聞く耳を持たず排除する可能性もあると思いました。 読書をなぜするのかというのは、漠然とは分かっていても、なかなか明確に言葉に出来ないものです。著者は、読書をする理由を、「自己形成、自分を鍛える、コミュニケーションの基礎」という三つのキーワードで説明されています。なんとなく感じていたことなのですが、こうやって三つのキーワードで説明されると、なぞが解けたような感覚に陥りました。 この本が他の同種の本と違うのは、著者の経験と実践を基に書いてあり、よくある学者の役に立たない本ではなく、実践的で読書力をつけようという意欲を引き出してくれる点です。
42 人中、38人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
読書礼賛,
By のいのい (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 読書力 (岩波新書) (新書)
「私は日本の地盤沈下を食い止める最良の手だては、読書力の復活にあると考えている」とまで言い、とにかく読書が全ての人間性形成の根幹であることを主張しています。 特に日本には聖書のような「唯一絶対の本」が無いので、大量の本を読むことで価値観や倫理観を養うことが重要であると説いています。 やや極端な意見ではありますが、個人的には本質を突いた非常に面白い考え方だと思いました。 今後の「本」のあり方について、考えさせられる本でもあると思います。 これだけ強烈な主張をしている本書ですが、実際には読書を様々な視点から捉えて論じているため、主張の押しつけにはなっていません。 また読書に関する具体的な方法論やアイデアもたくさん盛り込んであるので、机上の空論ではなく実践的な力として「読書力」を定義でき、無理なく彼の主張を受け入れることができると思います。 齋藤氏は読書の最終的な意義として「コミュニケーション力」が付くことを挙げていますが、リアルな人間関係が希薄になっている現代社会の中で読書を通じて人間理解力を伸ばしていくことは、確かに非常に重要なことなのかもしれません。
29 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
齋藤さんの本の中でも特にお薦めする1冊です!,
By 0084230 (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 読書力 (岩波新書) (新書)
時代の寵児、齋藤孝さんの新書。誰しも本を読まないよりも読んだ方が人生が充実するのは分かりますが、丁寧に読書の大切さを伝えています。齋藤さんのベストセラー本よりも、齋藤さんの本に対する愛情が感じられる良書です。割合本を読む方ですので、確認作業の気持ちで読み進めましたが、「読書を通じたキャパの広げ方」が理解できます。 新書は敬遠されがちですが、苦もなく読めますよ。 ★最後に分野ごとの斎藤氏のお薦めする本が挙げられており、良書を選択する上で大きな参考になります。数冊読みましたが、素晴らしい本ばかりです。 大学時代に利用していた古本屋に「テレビは文明の敵だ」と書いてありましたが、より多くの方が良書に出会い成長されることを念じてやみません。本書は本好きになるキッカケになりうる本です。
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