岡崎氏の著書を初めて読んだが、中々良かった。このため、結構なボリュームながら、軽快な語り口のような文章で一気に完読させられた。
特に面白かったのは、ベストセラーについて、とブックオフの攻略法の章である。岡崎氏によると、ベストセラーは話題を買う意味はあるが、本当に楽しむのであれば10〜20年後に読むことだそうだ。なるほど確かに最近のベストセラーは読むに値しないものも多いので時代考察という意味でベストセラーを読むのは面白いかもしれないと思った次第。
ブックオフについては、「ブ」と略して語られるが、この攻略法等(店員にたいした知識がなくジャンル分けが頼りない等)についても、ブックオフ巡りを「パトロール」と称するほどの古本通の著者の考えだけに面白い。
巻末には他の「読書本」同様にお薦めの本が並んでいるが、詩集のお薦め作品も書いているのは珍しい。
読書が好きな方はかなりの部分に共感できる名書。ただ、ほんの少しであるが誤字が気になった。