今年は電子ブック元年とか言われているが、手元において何度も読み返す愛読書があることは幸せである。まだ、そんな愛読書に出会っていない、あなたにおすすめなのが本書。
テレビで、うんちく芸人が脚光を浴びているが、これは本にまつわる知的なうんちくで、中味は本物。古今東西の名著が紹介されているので、読めば視野が広くなることは間違いない。
「日本人には、日本が足りない」といった、老舗旅館の青い目の女将にもおすすめ。古事記や万葉集から始まって、日本の心、精神について、その真髄にふれることができる。
一番、喜ぶのは、書店でないだろうか。本という器を愛せよ、とは書店に対する殺し文句でもある。本書で紹介されている本を読んでみたくなるので、書店も大喜びだろう。
少しほめすぎたかな。読書家と自負する人も、この二人に挑戦するつもりで読んでみるのもいいかもしれない。私の得意分野のことで、完全に凌駕されたが、それも心地よいものである。