08年盤から消えた選手が9人。09年盤の“新曲”は4曲。この差は何だ。
増えた4曲は全部野手のもの。投手の応援歌はたったの8曲だけになってしまった。しかもその8人はいちおう先発で計算される面々ばかり。昔からそういう傾向だったが、救援が主な仕事の投手はちっとも曲を作ってもらえない。最近でも、豊田然り、藤田然り、クルーン然り。08シーズンの活躍ぶりから見て、山口、越智、東野あたりはテーマ曲ができるかと思っていたが“全滅”。しかもよく見れば、救援陣の共通テーマ『リリーフマーチ』さえもが収録から落ちているではないか。
打席に立つ時間がある野手の曲なら、その間は間違いなく演奏ができ、外野スタンドで飛んだり跳ねたり暴れたり好き勝手できる。でも投手は、ましてリリーフでちょこっとしか出てこないのでは、演奏する暇も踊りまくる時間もないから、作るだけ労力のムダだ、という、応援団とやらの身勝手な解釈としか思えない。
応援団とやらは、そんなバカなことあるわけない、と言い張るのだろうが、ON以来の、年数だけムダに長いG党としては、勘繰りたくもなるというもの。
皆が忘れていようが、この『選手別応援歌』のアルバムを最初に出したのは我等がジャイアンツで、しかも今年は、最初のヴァージョンが出た1985年から数えて25周年という節目なのだ。
たしかにその間、せっかく作ったのに肝心の選手が全然活躍できず、呆気なく消えてしまった曲もある。だが、桑田、松井、上原など、ルーキーイヤーから応援歌を贈ってもらえた選手だっている。リリーフ投手の曲だって、角、鹿取、岡島など、前例はいくらもあるのだ。
激励の意味を込めて、たとえばせめて大田あたりには曲を作ってあげてもよかったんじゃないか。それでこそ真の“応援歌”だと思うが。