私はプロレスマニアではないため、書かれてあるエピソード当時の裏事情を知らなかったために充分楽しめました。文庫本として値段相応の価値はあったので不満はありません。ただ、もうひと工夫すればもっと面白くできたはずなのにと思いました。また、そこまで書いておきながら、話はそこで終わりかい?とツッコミの入る箇所もいくつかありました。
・各レスラーについてのエピソードと評価。
・選手の脱退、団体の分裂の原因となったレスラーの信条と人間関係。
・ジャイアント馬場の死と全日の分裂、団体の破産と経営の問題等。
詳しく書けば、3冊になる内容を一冊にしてしまったのは、非常に勿体無い気がします。
特に、取締役としてジャイアント馬場から武藤敬司までの歴代の社長のレスラーではない経営者の横顔を間近で観ることのできた立場の話は、会社経営とマネージメントの視点からもっと知りたい思いました。