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読むクラシック ―音楽と私の風景 (集英社新書)
 
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読むクラシック ―音楽と私の風景 (集英社新書) [新書]

佐伯 一麦
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

独自の私小説の世界を創りあげた作家の、初の音楽エッセイ。モーツァルト「きらきら星変奏曲」やビヴァルディ「四季」など48曲、日本と北欧での生活の中で、曲と結びついた記憶のシーンを綴る。

内容(「BOOK」データベースより)

演奏会に行かなくても、身近に触れているクラシック音楽は案外多い。慌ただしい日常生活の中で耳をすませば、かつて聞いた曲がふたたび聞こえてきて、過去と現在の思いが絡み合う。小学校の給食の時間にいつも流れていたビゼーの「アルルの女」と虫歯の想い出や、集合住宅の配管を伝ってくる金属音が、子どもの弾くピアノ曲「きらきら星」だったり、モーツァルトのクラリネット五重奏曲が流れる焼鳥屋で聞いた女将の身の上話など、四十八曲にまつわる話を、やさしい眼差しとほのぼのとしたユーモアで語る。独自の私小説の世界を切り拓いた作家の、音楽を介した自伝的エッセイ。

登録情報

  • 新書: 224ページ
  • 出版社: 集英社 (2001/10/17)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087201112
  • ISBN-13: 978-4087201116
  • 発売日: 2001/10/17
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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名曲の復習 2002/5/3
By ほ蘭人 殿堂入りレビュアー
形式:新書
 良く知られた曲を、お話やエピソードなど交えながらの楽しい、またちょぴいりシリアスになったりというバラエティ豊かな本です。レコードに針を落とす。パンツのゴムのレコードプレーヤ・・・。そうですね。レコードだったんですね。あっという間にCDに取って代わられて。

 著者の給食時間の「アルルの女から メヌエット」には驚きました。30数年前私の小学校でもそうでした。あの頃はクラシックで学校に一つのリズムがつくられていました。帰りは「家路」、中学の登校時は「フルートとハープのための協奏曲」。ああ、懐かしい。あっ、失礼、わたくしごとでした。
 

 著者の取り上げた曲は(私には)それほど聞きなれたものばかりではなく、そういう意味からもお話を読んだ上で、聴いてみようか、と思わせる新手のクラシック入門書のようです。文面から逆にその曲を想像する立体的書籍のような感想を持ちました。

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形式:新書
私小説の作家として地位を築いている作家による、クラシック音楽と身辺雑事にまつわるエッセイ。電気工、作家としての日常ができすぎではないかと思わせるほどにクラシック音楽と絡んでくる。流石は私小説作家と思わせるが、同工異曲のエピソードも多い。しかし、そのあたりが私小説の肝なのかもしれない。
1年間のノルウェーでの滞在記では、かの国の日常がしっとりと描かれている。ムンクの国の少し間違えばおかしくなってしまいそうな気候。それとバランスを取るべく、折に触れ登場するクラシック名曲。オスロの秋には、武満、細川といった日本の作曲家に回帰していく。ここはリアリティがある。
クラシックを巡る私エッセイであり、創作の疑いが見える部分もないではないが、まずは堂に入った芸で読ませる。名曲案内の体裁ではあるが、実用性は乏しい。
2001年本書の刊行後、作家佐伯一麦はさらに旺盛な活動をしているのは周知の通り。ノルウェー滞在も糧になったようである。
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