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読むので思う
 
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読むので思う [単行本]

荒川 洋治
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「人は読んだら、思う。少しでも何かを思いながら生きてきた。」ことばを見る、ことがらを読む。荒川洋治の最新エッセイ集。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

荒川 洋治
1949年福井県生まれ。現代詩作家。1972年早稲田大学第一文学部卒業。詩集『水駅』(1975、書紀書林・第二六回H氏賞)『渡世』(1997、筑摩書房・第二八回高見順賞)『空中の茱萸』(1999、思潮社・第五一回読売文学賞)『心理』(2005、みすず書房・第一三回萩原朔太郎賞)、評論・エッセイ集『忘れられる過去』(2003、みすず書房・第二〇回講談社エッセイ賞)『文芸時評という感想』(2005、四月社・第五回小林秀雄賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 237ページ
  • 出版社: 幻戯書房 (2008/11)
  • ISBN-10: 4901998382
  • ISBN-13: 978-4901998383
  • 発売日: 2008/11
  • 商品の寸法: 19.4 x 13.2 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 21世紀のケインジアン トップ500レビュアー
形式:単行本
本書は荒川洋治のエッセイ集である。

 荒川のエッセイの最良の点は、なんと言っても一篇が短いことだ。せいぜい4ページで終わる。それでいて、寸鉄心を刺すところがたまらない魅力である。

 本書の中の、「ひまわりと太陽という一文」に、「読書によって心が広くなるより、狭くなる人の方が多い」とある。一種の読書否定論だ。読書でいちばん危険なのは、「自分の好みのものしか読まなくなることだ」。と彼は言う。好みの分野の知識は増えても、「心はますますかたくなになるばかりだ」

 これは50年前に北村太郎という人の書いた本の中から抜き出した一節である。たったこれだけの文で、読書の神髄をついているのではないだろうか。
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By picander トップ500レビュアー
形式:単行本
著者はかねてから「文学は実学だ」と言ってきた。
それは、文学を読むことが生活に直接役に立つということを言おうとしているのではなく、何気ない出来事を、平凡な人々を一つの文学として捉えることで、ずいぶん見晴らしがよく味わい深いものになるのだと、著者は言っているのだろう。
サウナでテレビを見ながら、隣の人と話をする、一人が出る、また別の人が入ってくる、同じ話題で、言葉がつながる、そしてまた一人出て行き、、、そんな出来事を、著者は一つの文学として、切り取ってみせる。言葉があるところ、文学がある。ささやかな言葉を大切にすること、言葉は生きている以上、その感受性は鋭敏であること、大文字の主張よりも、小さな呟きを守ること、なるほど文学は実学であると、読者は思わされる。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
鋭い文章! 2009/7/28
By 猫だるま VINE™ メンバー
形式:単行本
さらりとした文章であるのに、その指摘は鋭い。

うろ覚えだが、ブログというのは、強いストレスが常態した不安を自己表現で解消しようとするココロミだそうだ。

納得!
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