冒険小説をこよなく愛し、ノワールや
現代翻訳SFなどには、鼻も引っかけない北上次郎氏。
今回、北上氏は、これまでの対談で取り上げられた自分がピンとこなかった作品や、
自分の読書嗜好を説明するものとして、高橋源一郎が語った「小説と物語の違い」を
引用し、物語派の自分に“小説”は理解できないので、今後“小説”に関しては、
ノー・コメントにすると宣言しますw
まあ、すべてのテキストを、“小説”と“物語”のどちらか一方に
カテゴライズすることはできないと思いますが、北上氏のように、
自分の好みを把握しておくことは、より良い読書生活のため、
必要なことだといえます。
そして、個々の作品を読む以前に、ミステリならミステリ、SFならSFといった
ジャンルに特有な「文法」や「約束事」についての知識を持っておいたほうが、
より深く、豊かにその作品を味わうことができると思います。