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読むと書く―井筒俊彦エッセイ集
 
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読むと書く―井筒俊彦エッセイ集 [単行本]

井筒 俊彦 , 若松 英輔
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 6,090 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

初期のイスラーム研究、世界の言語、生い立ちや豊かな交流関係について綴った1939~1990年までの著作集未収録エッセイ70篇を収録。井筒俊彦入門に最適の一冊。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

井筒 俊彦
1914年、東京都生まれ。1931年、慶應義塾大学経済学部予科に入学。のち、西脇順三郎が教鞭をとる英文科へ転進。1937年、同大学文学部英文科助手、1950年、同大学文学部助教授を経て、1954年、同大学文学部教授に就任。1969年、カナダのマギル大学の教授、1975年、イラン王立哲学研究所教授を歴任。1979年、イラン革命のためテヘランを去り、その後は研究の場を日本に移した。1982年、日本学士院会員。同年、毎日出版文化賞、朝日賞受賞。1993年没

若松 英輔
1968年、新潟県生まれ。慶應義塾大学文学部仏文学科卒。『越知保夫とその時代』で第14回三田文学新人賞評論部門当選。2009年より、三田文学に「井筒俊彦―存在と神秘の形而上学」を連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 739ページ
  • 出版社: 慶應義塾大学出版会 (2009/10)
  • ISBN-10: 4766416635
  • ISBN-13: 978-4766416633
  • 発売日: 2009/10
  • 商品の寸法: 19.2 x 14.2 x 4.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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24 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Padova
形式:単行本
 この一冊は、まるで小さな『井筒俊彦著作集』のようです。
井筒俊彦は自分を語ることに慎重な人物だと思われていましたが、
『読むと書く』では、ときに、ほとばしるような鮮烈な文章で内心を吐露しています。

 また、これまで語られることの無かった、鈴木大拙、西田幾多郎、
西谷啓治などの日本人思想家の交流、あるいはマシニョン、コルバン、
デリダ等同時代の海外の学者、思想家との交わりも明らかになります。

 宗教との関わりでは、中世の神秘家ベルナールを論じた
「神秘主義のエロス的形態」や詩人ポール・クローデル論などからは、
ある時期、彼がキリスト教に熱情的に接近していた事実を読み取ることができます。

 西脇順三郎、池田弥三郎といった師友との日々を語った文章では、
彼の死生観をも垣間見ることができ、また、言語学、イスラーム学、哲学、
それぞれの分野で彼がどのような軌跡を経てきたのかも、
本人の言葉で語られ、哲学者井筒俊彦誕生の秘密の一端が明らかになります。
 
 井筒俊彦の読者は、既刊の書籍に、この1冊を加えることで、
「井筒俊彦全集」邦文編を完成することができます。
井筒俊彦の名前や彼の思想に興味を持ちつつ、
これまで著作を手に取ることの無かった人にとっても、
最良の入門書であり、読後には愛読書になるでしょう。
本書の刊行をもって、井筒俊彦研究はやっと基盤が整ったといっていいと思います。
このレビューは参考になりましたか?
19 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 本書の帯には、「井筒俊彦入門に最適の一冊」と書かれている。

 中央公論社版の『井筒俊彦著作集』には収められていなかった、濃密ながらも簡潔で読みやすいエッセイが多数収録されている本書は、確かに「井筒俊彦入門に最適の一冊」の名に違わない。

 だが、本書は、単なる「入門書」ではない。『著作集』に収められている彼の諸々の作品を真に読み解くための鍵が、本書には隠されているのだ。若き日の知的彷徨、師友との出会いと別れ、世界的な学者たちとの知的交流。これらすべてが、井筒らしい流麗かつ情熱的な文体で語り明かされていく。その一つ一つのエッセイの中に、我々は、知恵が実存的に溌剌と躍動している一人の文人哲学者の人格の全体像を生き生きと垣間見ることができる。

 その意味では、本書は、井筒俊彦の知的達成の全貌への鍵を初めて与えてくれる書、我々の井筒俊彦理解をその究極へと導いてくれる最終奥義の書とも言えよう。

 編者・解題者の若松英輔氏は、若手の文芸批評家だが、単なるアカデミズムの専門学者には持ちにくい豊かな直観に基づいて、多様なエッセイを、簡潔かつ的確に、井筒の全体像が自ずと浮き彫りになってくるような仕方で分類しているので、本書は、多様でありつつもまとまりのあるエッセイ集となっており、いわば、故・井筒俊彦の新たな作品ともいうべきものに仕上がっている。

 2009年に刊行された哲学思想系の書物の中で、最も注目に値する一冊である。
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12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
デリダにも影響を与えた世界的なイスラーム学者、言語哲学者である故井筒俊彦の貴重なエッセイ集。
イスラーム研究から世界の言語、宗教、哲学、文学......それだけでなく、これまでほとんど語られることのなかった自身の生い立ちや交流関係まで、みずみずしい文章で綴られています。
こんな井筒俊彦の入門サイトを見つけました。本書の編者による連載です。
http://www.keio-up.co.jp/kup/sp/izutsu/index.html
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