間違っているとおぼしき箇所があります。円高円安については他の方が書いていらっしゃったのでそれ以外で。(2011年1月26日発行のものに基づいてのレビューです)
・何箇所か「プロイセン」が「プロセイン」と記述されています。
・336ページに「国家は安全保障と治安維持だけやっていればいいという夜警国家論を唱えたことで知られる社会主義者ラサールが、」という記述があります。
しかしラサールは、安全保障と治安維持だけやっていればいいという自由放任主義的な国家を「夜警国家」と揶揄し、批判したのです。本書の記述だとラサールは夜警国家を肯定的に捉えていることになってしまいます。
少なくとも面白さという点では高校の教科書よりは良かったですよ。
この出来事は日本とか他国の○○と似ているよね、という記述も、各出来事の知識が単発で終わらずにつながりが持てましたし。
世界史を学ぶ意義にも触れていて、なるほどと思いましたし。
この人はダメ人間、残酷な人みたいに思われているかもしれないけど、別の面から見ると一概にそうは言えないんじゃないかな、みたいに物事を多面的に見せてくれたり。
しかし、私が発見した箇所以外にも間違いがあるかもしれないと思うと、無条件で人に薦めることはできません。