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読ませる技術―コラム・エッセイの王道
 
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読ませる技術―コラム・エッセイの王道 (単行本)

山口 文憲 (著)
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

うまい文章を書く秘訣はないが、まずい文章を書かないコツはある―と語る著者が、手とり足とり、そのコツを伝授。文章は入口と出口が大事、構成は詰め将棋の要領で、ピンホールカメラの理論に学べ、映像の浮かぶ文章を書くためには固有名詞をうまく使う、面白さの秘訣は距離と段差にあり、「ある・ある・へー」の法則…などなど、読むだけで名文家になれる。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。


内容(「MARC」データベースより)

うまい文章を書く秘訣はないが、まずい文章を書かないコツはある。エッセイスト山口文憲が、文章講座の実体験をもとに説く作品のリフォーム・プラン。作文教育の歴史から「巻頭随筆症候群」まで、縦横無尽にレクチャー。

登録情報

  • 単行本: 221ページ
  • 出版社: マガジンハウス (2001/03)
  • ISBN-10: 4838707983
  • ISBN-13: 978-4838707980
  • 発売日: 2001/03
  • 商品の寸法: 19 x 13.5 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
  • Amazon.co.jp ランキング: 本 - 124,910位 (本のベストセラーを見る)

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5つ星のうち 4.0 ひとりよがりの作文から脱却, 2001/5/5
自分が書きたい文章でなく人が読みたい文章を書け、というのがテーマ。これが簡単そうで意外と難しい。素人が押さえるべきコツを一つひとつていねいに解説していく。ユーモアたっぷりで良識ある文章に好感がもてる。リライト例をじっくり読むうちに、自分にも書けそうな気がしてくる。ひとりよがりではた迷惑な作文好きのあなたにぜひお薦めしたい。ただ、カルチャーセンターの講座をまとめた本なので、話し言葉が主体になっているのがちょっと読みづらい。
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21 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 文章を書くのがこわくなるかも, 2004/7/26
By くろやぎ (神奈川県) - レビューをすべて見る
(TOP 100 REVIEWER)   
 著者が講義したコラム・エッセイに関する講座(朝日カルチャーセンター)の内容を元にした文章講座の本。

 「うまい文章を書く秘訣はないが、まずい文章を書かないコツはある」という帯の言葉は魅力的だが、著者の指導は厳しい。普通の文章読本は読後に何か文章を書いて試してみたくなるものだが、本書を読み終わると文章を書くのがこわくなる。何か書こうとすると、「それは、書く必要のないこと、書いてはいけないことだ!」という著者の叱責が聞こえるような気がするからである。

 中でも「うまく書けそうもないことは書いてはいけない」「自分が書きたいことを書くな、人が読みたいことを書け」との著者の指摘は厳しい。こんなにダメ出しされたら何も書けなくなってしまいそうだが、カルチャーセンターの文章講座に来るような人には、このくらい言わないといけないらしい。

 おまけに、物書きに厳しいだけでなく「読者は嫉妬深くて猜疑心が強くてあげ足取り」と読者にも厳しい。

 もちろん、厳しいことを言うだけあって、ちょっとひねったユーモア満載で読者をひきつける。「私は生まれついてのおっちょこちょいで」みたいなことを書くのであれば、「天ぷら鍋を火にかけたまま外出して、新築のわが家を灰にしてしまったことがある」くらいの話でないと書いてはいけない、と著者は言う。そして、つまらない文章の自己卑下は自己讃美の枕詞にほかならない、と結論する。

 笑っているうちに読み終わってしまう、とっても深~い本である。

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32 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 書く上で取捨選択することの大切さを分かりやすく説いた書, 2004/12/14
By yukkiebeer - レビューをすべて見る
(TOP 10 REVIEWER)   
このレビューの引用元: 読ませる技術 (ちくま文庫) (文庫)
 類書に比して言えば、清水義範の「大人のための文章教室」(講談社)が“書く上での心構え”に終始したうらみがあり、本多勝一の「日本語の作文技術」(朝日新聞社)がひとつひとつの文章の技巧面について詳細に論じている一方、本書「読ませる技術」は文章全体の構成について考えている点が特徴です。

 著者の文章構成論とは、「余計なことは書くな」、「書けそうもないことは題材に選ぶな」、そして「自分が書きたいことよりも人が読みたいと思うことを書け」、です。
 これは文章を書くときにはあれもこれも書くのではなく、いかに選択し、そして捨てるべきを考えるかということです。
 舌足らずのところはないか。もしくは書かなくても良いことまで書いていないか。それを吟味しながら推敲していくことこそが「書く」という営みなのです。本書はそうした取捨選択について具体例をまじえて実に分かりやすく解説している良書です。

 ただしいくつか著者の主張に首をかしげる点がありました。
 本書は生活綴り方運動を否定的に見ていますが、私自身は小学校でその運動の洗礼を受けたクチです。確かに本書の目的はエッセイやコラムの書き手を養成することですから、生活綴り方運動の作文論とはそりがあわないのでしょうが、生活綴り方運動の意義は確かにあると思う私には、かくも全面的に否定する気にはなれません。

 また、紅白歌合戦のことを「人間を男か女かでグループ分けすることには根拠がない、根拠のない区別は差別だ」と記した末に「アメリカではとても実現しない番組」(150頁)と書いています。しかし「アメリカでは」という修辞は感心しません。アメリカが正しくて日本はおかしい、とハナから決めつけるのは無邪気すぎます。第一、アカデミー賞にも男優賞と女優賞の区別はあります。
 自分の都合の良い事実だけ挙げて論理展開するのは「読ませる技術」ではない、という一項目が必要だったと思います。

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