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10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
続編が待ち遠しい,
By 暇人さん (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 説教師 エリカ&パトリック事件簿 (集英社文庫) (文庫)
前作「氷姫」の印象が薄れてきた頃に、発売され早速読みましたがもう夢中で最後まで読みました。 前作とは一変、今回の主人公はパトリック。 前作のようにエリカが推理して、という感じではありません。 エリカが妊娠をしているので、パトリックが今回は頑張っています。 パトリックとエリカの家に入り込んでくる図々しい家族など、面白エピソードもたっぷり。 今回も前作同様、うまく構成出来ていて、最後まで犯人は誰?状態が続きます。 被害者の家族の気持ちなどもよく表現されているので、感情移入が出来てより楽しめました。 エリカの妹、アンナとの話も少しだけ進展しましたが イライラさせられたりと、相変わらずの登場人物が出てきます。 最後の終わり方もなかなか良く、次回が待ち遠しいです。 スウェーデン小説、恐るべし実力です!
4 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
シリーズ全冊を早く読みたい,
By 鼻水木 (兵庫県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 説教師 エリカ&パトリック事件簿 (集英社文庫) (文庫)
翻訳が明快にして闊達、なおもイロニーの陰翳をなおざりにせず、まさに間然するところなし。デンマーク語で一読しただけなので、スウェーデン語の原文を詳しくは知らないが、これらの点においておそらくこの女性作家の原文章を凌駕するものではないか。ために、この作家の真骨頂ともいうべき物語の主流・支流の渾然、挿話の積み重ねと丁寧、場面転換の迅速・巧緻等々が極めて自然な形で受け入れられるのだと思う。ミステリーとしての込み入った謎解きの妙は大きくはないが、シリーズを通じてあたかも大河小説のごとく、エリカ・パトリック夫妻の過去・現在・未来が語られ解き明かされて行き、妹アンナの人生、エリカとの姉妹関係、警察内の人間関係等々も成長変化して行くさまは興味津々たるものがある。また、先進福祉国家と言われるスウェーデンにもその片田舎には古代北欧神話に繋がるかのような社会・文化現象が現存するのかと思わせるようなところも興味深いものがある。訳者は、文学者であろうか、言語学者であろうか、スウェーデンの歴史・文化・社会に精通した底力が冒頭に書いた上質の翻訳と相俟って、このシリーズものを一大知的エンターテイメントに仕上げている。ぜひ早くシリーズ全体をこの訳者の翻訳で読みたい。
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