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誤認逮捕 (幻冬舎新書)
 
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誤認逮捕 (幻冬舎新書) [新書]

久保 博司
5つ星のうち 2.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

「顔が似ている」だけで、逮捕されることもある。

単純ミスや怠慢捜査で、ごく平凡な一般市民が、ある日突然「犯罪者」に。

逮捕──その瞬間に、人は人格を否定され、社会的には市民としての権利を失う。にもかかわらず、一説には全国で1日1件は誤認逮捕があるという。ごく普通の一般市民が、なぜ「してもいない犯罪」の犯人にされてしまうのか。指紋の取り違え、目撃証言を過信した、不十分な裏付け、悪意ある第三者の偽証など理由はさまざまだが、狭い取調室で理不尽かつ屈辱的な思いをするのは間違いない。窃盗、痴漢、薬物取締法違反から、ひき逃げ、放火、殺人まで誤認逮捕された実例を取り上げ、現代警察機関の問題点を指摘した一冊。

内容(「BOOK」データベースより)

逮捕―その瞬間に、人は人格を否定され、社会的には市民としての権利を失う。にもかかわらず、一説には全国で1日1件は誤認逮捕があるという。ごく普通の一般市民が、なぜ「してもいない犯罪」の犯人にされてしまうのか。指紋の取り違え、目撃証言の過信、不十分な裏付け、悪意ある第三者の偽証など理由はさまざまだが、狭い取調室で理不尽かつ屈辱的な思いをするのは間違いない。窃盗、痴漢、薬物取締法違反から、ひき逃げ、放火、殺人まで誤認逮捕された実例を取り上げ、現代警察機関の問題点を指摘した一冊。

登録情報

  • 新書: 206ページ
  • 出版社: 幻冬舎 (2011/9/29)
  • ISBN-10: 4344982312
  • ISBN-13: 978-4344982314
  • 発売日: 2011/9/29
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 2.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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By 懸垂百回 トップ500レビュアー
人づてに聞いた話である。ある大学の大学院に通う学生が,平日の昼間道端を歩いていたときに警察から任意同行を求められた。窃盗事件の被疑者としてである。当人には全く身に覚えのない事だが,目撃者は「この人が犯人で間違いない」と言っている。

この学生が逮捕されてしまうと,それは本書がいう「誤認逮捕」に当たる。そして,かかる事態をどのように記述,分析,評価しているかが本書の価値を決めることになる。結論から言えば全然駄目。構成が破綻している。

ありうべき本書の読み方として,ひとつのジャーナリズムとして読むということが考えられる。つまり「誤認逮捕」を社会的な問題として捉え,原因を追求したり解決策を提示したりする本として読むのである。ではどのような意味で誤認逮捕が社会問題となるのか? 本書の裏表紙には,本書について,

 ・現代警察機関の問題点を指摘した一冊

とある一方で,本書の終盤(第8章)では,

 ・私は,誤認逮捕問題は,警察問題ではなくマスコミ問題であり,かつ世間の問題だと思っている(p.192)

とある。どっちだよ? 本書が全体的にぼんやりとしているのは,著者が問題の所在を的確に捉えられていないからである。

あるいは,あまり知られていない「誤認逮捕」の実態を,広く社会に知らしめるというドキュメンタリー的な本として読む可能性もある。原因究明・責任追及は取り敢えず脇に置いておくわけだ。しかしこう読むと取材の浅さが無視できない。ソースも明示されていないから,資料的な価値もほとんどない。要するに信用性が低い。

いや,そうではなくて,いつ我が身に振りかかるかも知れない「誤認逮捕」に備えるための1冊として評価できないか。これに直接該当する記述は,201〜204ページにある。しかしいかにも薄っぺらい。通り一遍のことしか書いていない。

一番の問題は,著者が憲法や刑事訴訟法を理解していないことだ。何の根拠も示さずに「裁判所の判断など飾り物でしかない」(p.192)と述べているが,一体どういう意味なのか。自分が無知だからといって,日本が法治国家でないと断じて良いことにはならないだろう。

ちなみに冒頭に掲げた学生は,アリバイが判明したため,起訴されることもなく,もちろん有罪判決を下されることも免れた。犯行があった時間帯に,大学院の講義に出席していたのである。
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By あむ
タイトルの通り、三章までなら読む価値のある本です

3章までは一件の誤認逮捕を小説タッチに描き、丁寧な考察もあるのでとても面白いです
警察が誤認逮捕を行なってしまう背景も見え、タイトルで多くの人が期待するであろう「警察の裏事情」というもの垣間見えます
さぁこれ以降のページでもっと深い考察が行われていくんだろうなと期待を抱くのが第三章までです

しかし残念ながらコレ以降に上記のような展開は続きません

4章から突然脈絡も無く日本における犯罪の概要のようなものの解説が始まり、その内容がその後の展開に生きてくることは無く
5章からは一件一ページ程度の誤認逮捕の事例紹介が延々続くのだが、これが考察をほぼ一切挟まない蛋白なもので、正直読んでいて苦痛
それらは犯罪に詳しくない一般人からしても「まぁそういうケースもあるだろうな」と想像可能なものばかりで、まるで新聞のスクラップを見せられている気分だった
そして、それだけならまだこの本の価値もあるが、酷いのはそれらの事例の中には「ここからは私の想像だが…」と犯人と警察のやり取りを完全フィクションで描いているものさえあるということ

フィクション以降は同じ展開が続くことだけを確認して、内容は飛ばしました。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By mfhty トップ500レビュアー VINE™ メンバー
 私は「著者は何が言いたいのだろう?」と思いながら、この本を読んだのですが、その理由が最後にわかりました。あとがきによれば「東日本大震災後、私は当初冤罪事件をテーマに執筆しようとしたが、テーマが大きすぎるとして編集会議で通らなかった。何回かのやりとりのあと、テーマを『誤認逮捕』に絞ることに決まった」との記述があります。
この本の出版は2011年の9月30日ですから、テーマを変更したうえに短期間で書いた本が十分に説得力のある本であるはずがありません。

 この本でやや参考になるのは、「警察は、無謬神話に支配されているから、いったん誤認逮捕をすると自らの誤りをなかなか認めない」ということです。その意味では、第3章まで(P62まで)はまあまあ読めます。
 しかし、それ以降の第4章では犯罪統計が何の脈略もなしに解説され、「なんでこんな話が急に出てくるの?」と感じます。たぶんページ数を埋めるための記述です。
 次の第5章、第6章では、誤認逮捕の事例がたくさんでてきますが、「そりゃあまあ、こんなケースはありますよね」というような犯罪捜査上やむを得ないような事例ばかりで、しかも記述が無味乾燥なので読むのが正直苦痛です。
 第7章では冤罪のもとになっている「虚偽自白」について記述されていますが、この内容は有名な浜田寿美男氏の「自白の心理学 (岩波新書)」の丁寧な解説に遠く及ばない内容です。
 そして第8章の「誤認逮捕をなくすには」の記述には、(いろいろな意見があるとは思いますが)私は正直言ってがっかりしました。(主張内容は、めんどうなのであえて書きません。)

 本書は、きちんと準備せずに書いた粗雑な本と思います。意義の乏しい、たいくつな本です。
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