登録情報
|
類似した商品から提示されたタグ(詳細)関連タグ(この商品に近い関連キーワード)を追加する++最初のタグになります
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
21 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
語る禅僧,
By
レビュー対象商品: 語る禅僧 (ちくま文庫) (文庫)
この本は、今から10年以上前・・・1998年、朝日新聞社から出版されたものに、新たに「第3章 アメリカ安居体験記」を加筆、そして宮崎哲弥氏の解説を加えて文庫化されたものである。 元になった単行本は今や絶版になっており、入手困難である。 何といってもこの本の凄みは、若かりし頃の著者の、赤裸々な告白にあると思う。 生きていることの不安、自分が自分であることの脆さ、 死を理解することの困難性・・・そして、仏教との出会い。 著者自身の幼少期の体験が、想いが、第1章において痛切に書き綴られている。 あとがきでも述べられているが、「作家のすべては処女作に表れる」とは、 この場合まさにその通りであろう。表れざるを得ないのである。
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
読み返す、という行為,
By 逆さメガネ (静岡県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 語る禅僧 (ちくま文庫) (文庫)
読み返す本というものがある。おもしろければ、どの本も読み返しそうなものだが、誰しもが知る通り、そんな本はめったにない。この本は、気がつけば読み返している、稀有な本である。内容がどうあれ、そのことだけで、最高、という評価に値する。 著者は、言葉を大切にする人である。言葉を生きる人である、といってもよい。この本は宗教書に分類されるのだろうが、思索の書、広い意味での哲学の書、である。著者が、禅を語っていることになるのかどうか、それすら判断できない。だが、語られているのは思いつきではない。年来練り上げられた言葉の数々である。 <不立文字>をはじめとする、独特な解釈に、更には生きる姿勢に、必ずしもすべて賛同するわけではない。だが、間違いなく、どの文章にも考えるに値するだけの思考が凝縮されている。
5つ星のうち 5.0
タイトルの通り、とにかく「語る」,
By
レビュー対象商品: 語る禅僧 (ちくま文庫) (文庫)
タイトルの通りとにかく「語る」、迷いも、悩みも、怒りも、直截に「語る禅僧」です。生と死とは何か、その難問に仏教がどう関わり得るか、迷いも見せながらその問題から逃げないというスタンスは一切が揺るぎません。その問題に少しでも悩んだことがある人、あるいは今でも悩んでいる人は是非読んでほしいと思いまう。迷いは晴れないが、それで生きていけることがひしひしと伝わってきます。 10年経って振り返る目線から書かれた文庫版あとがきの、恐山に関するエピソードは非常に印象的でした。全然関係ないようですが、こうの史代が「この世界の片隅に」で読者を連れて行ってくれた死生観に非常に近いものが別の角度から語られていました。幽霊などの議論ではなく、死者はそこに語りかけ想いを馳せる人が生きている限りは紛れも無く「いる」という感覚、それには非常に共感ができた。 99年に出版されて以来10年以上経ってからの文庫化とのことだが、もっと早くにしてほしかったです。そして、また10年後に読みたい本です。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |