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語る禅僧 (ちくま文庫)
 
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語る禅僧 (ちくま文庫) [文庫]

南 直哉
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

病弱だった幼少期、たびたび死の恐怖にさらされた。恐怖は、切実な死への興味に変わり、15歳のとき「諸行無常」という言葉を知る。仏教との出会いだった。25歳で出家得度、曹洞宗大本山永平寺入山。同山での修行は19年に及んだ。本書で著者は、仏教の哲理、あるいは宗祖・道元の言葉に添いながらも、自分自身の生き難さに対峙し、自分自身の思考を深め、「今」と切り結ぶ言葉を紡ぎだす。異色の禅僧が語る宗教と人間とは。

内容(「MARC」データベースより)

死を見ようと試みた少年期。禅に出会い、出家を決意した青年時代。十三年にわたる修行の日々。伝統教団が失った言葉の力を再生し、リアルに宗教と人間を語る。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 369ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2010/11/12)
  • ISBN-10: 4480427589
  • ISBN-13: 978-4480427588
  • 発売日: 2010/11/12
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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22 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
語る禅僧 2010/11/19
By anwalt
形式:文庫
この本は、今から10年以上前・・・1998年、朝日新聞社から出版されたものに、
新たに「第3章 アメリカ安居体験記」を加筆、そして宮崎哲弥氏の解説を加えて文庫化されたものである。
元になった単行本は今や絶版になっており、入手困難である。

何といってもこの本の凄みは、若かりし頃の著者の、赤裸々な告白にあると思う。

生きていることの不安、自分が自分であることの脆さ、
死を理解することの困難性・・・そして、仏教との出会い。
著者自身の幼少期の体験が、想いが、第1章において痛切に書き綴られている。

あとがきでも述べられているが、「作家のすべては処女作に表れる」とは、
この場合まさにその通りであろう。表れざるを得ないのである。
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8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 読み返す本というものがある。おもしろければ、どの本も読み返しそうなものだが、誰しもが知る通り、そんな本はめったにない。
 この本は、気がつけば読み返している、稀有な本である。内容がどうあれ、そのことだけで、最高、という評価に値する。
 著者は、言葉を大切にする人である。言葉を生きる人である、といってもよい。この本は宗教書に分類されるのだろうが、思索の書、広い意味での哲学の書、である。著者が、禅を語っていることになるのかどうか、それすら判断できない。だが、語られているのは思いつきではない。年来練り上げられた言葉の数々である。
 <不立文字>をはじめとする、独特な解釈に、更には生きる姿勢に、必ずしもすべて賛同するわけではない。だが、間違いなく、どの文章にも考えるに値するだけの思考が凝縮されている。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By amz292
形式:文庫|Amazonが確認した購入
タイトルの通りとにかく「語る」、迷いも、悩みも、怒りも、直截に「語る禅僧」です。

生と死とは何か、その難問に仏教がどう関わり得るか、迷いも見せながらその問題から逃げないというスタンスは一切が揺るぎません。その問題に少しでも悩んだことがある人、あるいは今でも悩んでいる人は是非読んでほしいと思いまう。迷いは晴れないが、それで生きていけることがひしひしと伝わってきます。

10年経って振り返る目線から書かれた文庫版あとがきの、恐山に関するエピソードは非常に印象的でした。全然関係ないようですが、こうの史代が「この世界の片隅に」で読者を連れて行ってくれた死生観に非常に近いものが別の角度から語られていました。幽霊などの議論ではなく、死者はそこに語りかけ想いを馳せる人が生きている限りは紛れも無く「いる」という感覚、それには非常に共感ができた。

99年に出版されて以来10年以上経ってからの文庫化とのことだが、もっと早くにしてほしかったです。そして、また10年後に読みたい本です。
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