2 まぶさび(篠原資明)
3 被る人々(寺戸淳子)
4 障害をもついのちのムーブメント(野辺明子)
[II] 語りの政治
5 痕跡論(港 千尋)
6 トラウマと歴史(高橋哲哉)
7 暴力の予感(冨山一郎)
8 「歴史」と「わたし」をへだてゆく語り(好井裕明・山田富秋)
[III] 沈黙の中の言葉
9 受苦の語り(鵜飼 哲)
10 臨床の語り(安 克昌)
11 祈りの語り(緒方正人)
【編集担当から】
この巻の11の章はどれも違ったスタイルの語りでできています.港千尋さんの写真の片隅に意識しないで映り込んだ手形のエクリチュールをはじめ,歴史で,「障害者」運動で,心理臨床で……,言葉を語る人間の営みを慈しむように,この巻は構成されています.物象化し暴力をふるう倣岸な「知の体制」の原点もまた言葉であるという事実を伏流させながら…….ところで,篠原資明さんの方法詩「まぶさび」.ぜひ口に出して読まれることをおすすめします.それを口にしたとたん,可笑しさとも,自分のものだと思っていた言葉に裏切られたようなそら恐ろしさともつかない,不思議な身体感覚が襲います.
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