折原一さんのことは、朝の情報番組で「黒い森」が特集されていたのを見て知りました。
「まずは読みやすい文庫から」と考え、本屋でなんとなく選んだこの作品を読んでみました。
ということで、他の折原作品はまだ読んだことがありません。
帯に「追跡、また追跡、逆転、また逆転!」と書かれてありましたが、そのコピーがこの作品によく合っていると思います。
ある程度予想しながら読んでいましたが、その予想が何度も覆されました。
薄い本ではないけれど、いつの間にか話の中に引き込まれ、すいすいと読み進めていくことが出来ました。
ここまで褒めてきましたし、「面白い」「すごい」とも思いましたが、気になる点があります。
それは、グロテスクな描写の多さです。
この作品中の犯罪の異常性を示す上で必要な描写かもしれませんが、ホラーやグロテスクなものが苦手な私は目を背けたくなるような文章がたくさんありました。
このような描写は作者の文章の上手い下手ではなく、苦手な人は生理的に受け付けないと思うので、不安な方は読まないでおいた方が無難かもしれません。
もし仮にこの作品が実写映画化されるとしたら、R指定などされるのは間違いないでしょう。(実写化は不可能でしょうけれど)
不安だけれどどうしても気になるという方は、本屋でプロローグの部分だけでも読んでみてはいかがでしょうか。
それよりもグロテスクな描写がたくさんあるので、その時点で苦手そうという方はやめておくべきです。
長文・乱文、失礼しました。