小塚さんの作品を読むのは久しぶり。
甘い展開を期待して購入。
これは・・・!なんだか一風変わってます。
小塚さんの後書きを拝見すると「海外のロマンス小説っぽいBLを目指して・・・」とありました。
確かに、最初からの成り行きは確かにそれっぽい感覚があったような気がします。
しかしその展開に対しての主人公・透也の反応が・・・
何ていうか、男っぽいというか、流されてないっていうか・・・
まるで読者に萌えを感じさせない思考なんですよ。
冷静だし、恋愛になだれこむ様子ゼロ。
そっち方面のシーンでは、普通のBLらしく快感に流されてるんだけどね〜。
(結構長めだし、透也も喜んでる)
それでも事が終わったら冷静というか、色気ゼロ。
攻めのアレクシオは甘い雰囲気と言葉で、押しの一手なんですが。
(そのアレクシオがとんでもないお金持ちという意味では、ロマンス小説やBLっぽいところありです)
かなり後半にならないと恋愛モードに入らないので、つまらないといえば、そうかもしれません。
透也は上記に書いたような感じだし、アレクシオも常に大人じゃないし、情けない一面もあるし。
ただ最後まで読んでみると、結構良かった。
境遇の違う二人が関係を持ち、一緒にいるー
互いを知る事で気づく一面があり、それぞれが成長する事を望ましく思えるなら、面白く感じられると思います。
二人の境遇から、経緯、結果までを読むと現実的な側面と恋愛が上手く絡んでいるとも思うし。
ただ、タイトルや表紙から惹かれて購入された方は、期待通りの内容じゃないと思います。
どういった方にオススメなのかは分かりにくいのですが・・・
とりあえず夢のような状況はありますが、甘いだけの恋愛じゃないといったところでしょうか。
☆は3つをつけてますが、☆3、8くらいの気持ちです。