高校生の時、引っ越していってしまう受への思いが暴走し、レイプしてしまった攻。
一方で親友からのレイプ、両親の離婚、祖父母からの言葉の暴力、同性からの痴漢と
多感な時期に傷つき、体に変調をきたすほど心が壊れかけてる受の話しです。
禁句 (アルルノベルス)のスピンオフのような位置づけの作品。
人それぞれ好みがあると思いますが、登場人物の気持ちが分かりやすいのはこっちかな?
と思いました。
親友(攻)と最悪の別れ方をした受はトラウマまみれでボロボロ、こう書くと重い話の
ようですが、サクサクと読みやすい文章で書かれていて重すぎず悲惨すぎない程よい
感じです。
ただレイプはしっかり書かれているので、一方的な行為に抵抗がある方は気をつけた方が
いいかもしれません。
あと攻は受の為に色んなことをして尽くしますが、レイプしたことについては一度も
謝らないので、過去を反省した上で今があるように見えず、そこはちょっと気になり
ました。
それでも少しずつ受が心を開いていき、攻と普通(?)のセックスが出来るようになる
ラストのあたりは本当に良かったと思えました。