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認知症にさせられる! (幻冬舎新書)
 
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認知症にさせられる! (幻冬舎新書) [新書]

浜 六郎
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「高齢者は入院するとボケる」とはよく聞く話だが、その多くは、薬が原因で単なる一時的な認知障害(せん妄)に陥っているだけ。にもかかわらず、その状態を「認知症が始まった」と判断し、さらに薬を増やす医者が数多くいる。不要の薬を何種類も飲み続けることで、認知症にさせられてしまう悲劇を、どうしたら防げるのか。間違いだらけの診察・投薬から大切な家族を守るために身につけたい薬の知識。処方されたら要注意の薬剤リスト付き。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

浜 六郎
1969年大阪大学医学部卒業。内科医師。NPO法人医薬ビジランスセンター理事長。阪南中央病院に二〇年間勤務。86年に医薬品情報誌「正しい医療と薬の情報」を創刊、副編集長を務め、医薬品の安全で適性な使用のための研究と情報活動に取り組む。2001年からは季刊誌「薬のチェックは命のチェック」を刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 199ページ
  • 出版社: 幻冬舎 (2010/7/30)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4344981820
  • ISBN-13: 978-4344981829
  • 発売日: 2010/7/30
  • 商品の寸法: 17.2 x 11 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By mfhty トップ500レビュアー VINE™ メンバー
 この本は、本の裏表紙に記載された内容紹介どおりの本と思いますので、以下に引用します。

[裏表紙記載の内容紹介]
 「高齢者は入院するとボケる」とはよく聞く話だが、その多くは、薬が原因で単なる一時的な認知障害(せん妄)に陥っているだけ。にもかかわらず、その状態を「認知症が始まった」と判断し、さらに薬を増やす医者が数多くいる。不要の薬を何種類も飲み続けることで、認知症にさせられてしまう悲劇を、どうしたら防げるのか。間違いだらけの診察・投薬から大切な家族を守るために身につけたい薬の知識。処方されたら要注意の薬剤リスト付き。

 確かに、不適切な薬の処方によってうつ病が極端に悪化したり、認知症のような症状になってしまったりということは、しばしば聞く話であり、本当に注意すべきです。医者任せにするのではなく、私たち自身も、本書のような本を読んで注意しながら医者にかかることが大事です。
 その意味ではとても有益な本であり、一読の価値はあると思います。

 一方、私は次のようにも感じました。
(1) 薬による悪影響の事例が多く紹介されているので、人によっては、自分だけの判断で薬をやめたり減らしたりするのではないかと懸念される。
  周知のように、悪い薬剤処方状態であっても、薬を減らして良い方向にもっていくためには、専門知識と長い時間をかけて徐々に改善する必要があるが、その点に関する注意喚起がやや弱いかも。
(2) 私のように、いま現在、特段薬を服用していない人にとっては、様々な薬品の説明は現実感がなく、ややたいくつに感じるかも。
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11 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 今倉
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薬剤によるせん妄を認知症ととられて、認知症にさせれられることに警鐘を鳴らした本です。著者は、医師は薬剤によるせん妄の見きわめが十分でないから、家族も薬剤をチェックするように言っていますが、これは素人の家族には酷な話です。この役目は薬剤師などが担うべきでしょう。著者は薬害に詳しく、興味深い記述があります。
1 ランセットに2004年に掲載された論文はアリセプトを長期服用するメリットはまったくないことを示している。
2 インデラルやニトロールで血圧が下がりすぎると、気分不良となり不定愁訴が出ることがある。
3 ラシックスのような利尿剤は痛みを増強させる作用がある。
4 ボルタレンは尿量が減り、むくみが出ることがある。
5 睡眠剤を使うと死亡率が25%高まるという米国のデータがある。
6 睡眠薬や抗不安薬を服用すると、アルコールのように、昼間の判断力や記憶力が落ちてきて、イライラや不安が募り興奮しやすくなる。
7 パキシルの効き方は人によって大きく異なる。
8 パキシルはパキシルの離脱症状ともとの病気の症状が似ている。めまい、動悸、無気力、気分の落ち込みはパキシルの副作用でも出る。
9 ザンタックは経口投与すると、肝臓で半分代謝されるが、静脈注射すると、肝臓の代謝がないため、血中濃度が経口投与の2倍になる。それで経口投与を静脈注射に切り替える時は半量にする。
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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ぽるじはど トップ500レビュアー VINE™ メンバー
 薬については、医師が使いたがるのか、患者が他国よりも欲しがるから医師が渡すのか、「鶏が先か卵が先か」的事象の一つだが、高齢で入院すると、薬剤でその症状を止めようとする事が殆どである事は確か。

 となれば、副作用について考えねばならないが、命の危険や重篤な障がいが残るおそれのある例を除けば、副作用について医師は詳しくは知らない場合が多いし、知っていてもそれを回避するために使わないかは、又別の話となり、医師にその認識が欠けている場合、ICU症候群など別の病名を付けられ、追加の薬剤投与などで対処されかねない。

 巻末表に胃薬のガスター、睡眠導入剤、抗うつ剤、抗生物質、抗がん剤、喘息用薬など、様々なせん妄(意識混濁に加えて幻覚や錯覚が見られるような、一時的な認知障がい状態)を引き起こすおそれのある薬が表示されている。
 内科医として、薬剤の害反応(副作用)について調査研究を重ねている著者であるから気がついたものだが、これ以外にも害反応を起こす薬剤はある可能性が高い。

 統合失調症患者に投与されている薬を減らせば、その症状が軽くなった例もあるように、知ってか知らずか薬による害反応は軽視され、その被害者も多数に及ぶと見られる。
 未だに社会的大問題として取り上げられないのは、患者が知識を持たない事から「薬を止めて経過観察してみる」選択肢を持たず、顕在化していないに過ぎない(製薬会社の広告・ロビー活動も含む)。

 認知症については、十分な睡眠、食事の量とバランス、適度な運動を心がけて予防し、罹患した後は、仲間や家族によって行動の抑制や否定をしないような看取りを最高の薬として接すれば、悪化や急速な進行を妨げる事ができるとの指摘もごもっとも。
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