まず、「技術者とは人工物を介して人と関わる仕事」といった根本的な考え方から理解することを読み手に求める。日々の業務に追われる企業の技術者の耳には、むしろ新鮮に響くかもしれない。INAXやデンソーの商品開発を事例に、“技術者の基本思想”とは目先のセールスにとどまらず、来るべき社会を見据えたものであるべきだと解説。また、スペースシャトル・チャレンジャー号の爆破事故、三菱自動車リコール隠し事件などについても工学倫理の視点から分析し解説する。
(日経ビジネス 2004/05/31 Copyright2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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技術者が進むべき道をしっかりと示している良著。,
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レビュー対象商品: 誇り高い技術者になろう―工学倫理ノススメ (単行本)
14人の執筆者によるにも拘わらず、全体としてよくまとまった良著である。ありがちな高校の教科書風(価値観が全く表明されていない)の中立的・表面的内容ではなく、むしろ本質的な視点を可能な限り盛り込もうとする意気込みのようなものを感じた。「雇用者・同僚・部下・家族」といった見えやすい人々への責任から「同業者に対する責任」、「消費者」、「地域の人々・途上国の人々に対する責任」、そして「未来世代への責任」といった見えにくい人々への責任という体系的流れは読んでいて心地よい。 また倫理原則の四つの一般的指針(McGinn,Robert.E)の紹介は勉強になった。こういう的確な原則を主張する人がいるのかと驚かされた。問題はいかにこの原則を具体化するかであろうが、原則が間違っていれば、個別的指針も危うくなってくる。 さらにリスク評価の考え方の紹介(リスクゼロ、等リスク、リスクベネフィット)、内部告発についての基本的考え方(2004年現在では公益通報者保護法はまだない)、ユニバーサルデザインといった人間を中心とした考え方(この考え方を紹介しているテキストは稀である)。アカウンタビリティーに対する技術者の心構え(聞かれたら説明するといった消極態度の人が多すぎる)、情報モラル(2004年現在では個人情報保護法はまだ施行されていないがしっかり注意を喚起している)、倫理綱領の意味など見逃せない重要テーマが見事に配置されている。 全体として技術者倫理がいかに人間尊重の精神という基本的態度にうらうちされていなければならないかを教えてくれる。技術の専門家ではないので断定はできないが、事例分析も他の技術者倫理テキストと比較してかなり正確で的確な印象を受けた。
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技術者?経営者?,
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レビュー対象商品: 誇り高い技術者になろう―工学倫理ノススメ (単行本)
基本対象者は本書の冒頭にもあるように、高専と工学部の学生向けの導入本である。題名は技術者であるが、管理職になろうとする人にも向いている。しかしながら、倫理問題を扱う割には技術者の目からしか見ていないような気がしてならない。実際、著者を見てもそんな感じであり、もう少し工夫する必要があったのではないかという気がしなくもない。
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5つ星のうち 4.0
今の時期にマッチ,
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レビュー対象商品: 誇り高い技術者になろう―工学倫理ノススメ (単行本)
学生の教科書として書かれていますが、技術者にかかわらず、企業内の倫理について興味のあるかたには、お勧めです。内部告発に関する内容も、悩まれている方への強力な助言になると思います。 全体を通じて、技術者は、一人で仕事をするのではなく、組織やチームのなかで、成果を出していくという考え方が貫かれていて、大変共感しました。
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