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19 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
武装SSの古典的研究本,
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レビュー対象商品: 詳解 武装SS興亡史―ヒトラーのエリート護衛部隊の実像 1939‐45 (WW selection) (単行本)
本自体はかなり古い本であるが日本訳は初めてらしい。この本を読むと武装SSはドイツにおけるエリート部隊であったというイメージが覆る。 まず人員集めに国防軍との間で妥協に妥協を重ねるもヒムラーの人種的好みと 陸軍の妨害により思ったような人員数を集められず、国外の民族ドイツ人や、はてには 員数集めにイスラム教徒まで集めて苦労したことなどは興味深いところだ。 武装SSの位置付けが最もわかるのは北ドイツでデーニッツが連合国へ降伏した際、 陸海空軍の記述はあっても武装SSに関しては一言もなかったという点だ。 国防軍内で継子扱いされたことを最も象徴している。 また強制収容所にいたSS部隊と武装SSの関係等、基本的な学術書として非常に 評価できるものだと思います。値段は張りますがお勧めの一冊。
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
武装SS研究の出発点,
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レビュー対象商品: 詳解 武装SS興亡史―ヒトラーのエリート護衛部隊の実像 1939‐45 (WW selection) (単行本)
本書はドイツ第三帝國の…いい意味でも悪い意味でも名高い…武装SSについてまとめた研究書の古典ともいえるべきもので、のち に出た多くの研究書の引用元となっています。 なぜか我が国では出版の機会がなく、2005年になってようやくの 刊行となりました。初版が1966年ということで内容の古さは否めま せんが、逆に言えば今よりもはるかに戦争が近かった時代に書かれ た本といえます。 中身はあくまで武装SSの“歴史”に絞った教科書的な記述となって おり、血湧き肉躍る戦闘シーンの描写などは『一切ありません』の で注意が必要です。 むしろ、 ▽(主に人的)資源を新参者に奪われまいと武装SSに対抗意識を 剥き出しにする軍上層部 ▽党の私兵は強化したいけれど一方で軍に遠慮し、なんとか両者の バランスをとろうとするヒトラー ▽己の権力志向にあわせて拡大路線にひた走るヒムラー こうした三者の暗闘を見ると、政治劇といった方がいいかも? ま、いろいろな意味で我々が武装SSに抱いているイメージを ぶち壊してくれますので、正しい独軍ヲタを目指す人なら、まずは 抑えておくべき本でしょう。 但し一般の方にはちょっと退屈な内容かもしれません。 読者サービスなどは考えていない、まさに研究者向けの本ですね。
4 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
長く私兵・継子扱いであったとは・・・,
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レビュー対象商品: 詳解 武装SS興亡史―ヒトラーのエリート護衛部隊の実像 1939‐45 (WW selection) (単行本)
世に残る戦記・戦史モノや類する映画・小説・マンガ、はてはシミュレーションウォーゲームにいたるまで 漆黒の制服に身を包んだ武装SSの姿は 一般陸軍とは挌の違うもの、と描かれてきた。 本書を読むと、戦争後期こそエリート部隊であったものの 長く単なる私兵・継子扱いで、一般陸軍から差別され、 人員募集にさえ苦労した存在であったことに驚く。 また純潔/純血アーリア人しか所属できない、 と勝手に思い込んでいたのだが、多くの 外国人/外国籍兵士の部隊があったことも驚き。 先入観とイメージだけの歴史観から解放されたい人向け。
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