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ちゃんと非推薦要素も記載されているのでHTMLをWYSIWYG(What you see is what you get)形式のエディタで書いていない正統派(?)なウェブマスターにはおすすめです。
WWWの簡単な歴史にも触れられているうえ、タグと要素についても触れられており、まさに「基本」だと感じました。XTMLやi-mode対応のHTMLの事まで書いてあるので感心しました。
本書が2000年より改版されていないことを不安視する方もいますが、現在最もよく使われる HTML は 1999 年に勧告された HTML4.01 ですし、1998 年に勧告された CSS2 以降スタイルシートの仕様にも大きな動きがありません。本書の読者である初級~中級者には、現在も十分に有用な本といえます。
W3C の勧告に準拠していることを謳う本は多いのですが、実際には著者の多くは仕様書を読んでいないか、皮相的なレベルの理解にとどまっています。その点、本書は概ね信頼できます。初級者向けの嘘やごまかしを避け、ありがちな誤解についてきちんと注意し、正しい理解に導こうとしています。HTML のリファレンスに求められる基本の解説、要素の意味・使い方、属性の意味・使い方、各要素の入れ子規則……これらすべてにきちんとした解説を試みています。
本書は良書ですが、現時点では積極的には薦めません。現在、入門者向け解説書なら「HTMLとスタイルシートによる最新Webサイト作成術」、初級者向けリファレンスなら「プチリファレンスHTML」、初級者向け解説書なら「はじめてのホームページHTML入門」、中級者向け解説書なら「ユニバーサルHTML/XHTML」、中級者向けリファレンスなら「詳解 HTML&XHTML&CSS辞典」があります。これらの傑作が既にある中、本書はいずれの用途においても最高の一冊とはいい難い面があります。この点、よくご注意ください。