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話を聞かない医師 思いが言えない患者 (集英社新書)
 
 

話を聞かない医師 思いが言えない患者 (集英社新書) [新書]

磯部 光章
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

なぜ患者と医師の会話はかみあわないのか?
患者が医師に症状を伝えられずもどかしく思う場合は多い。医師も患者の期待に応えられないジレンマを抱えている。両者のコミュニケーション不全の解決策を臨床医・医学教育者の立場から提言する。

内容(「BOOK」データベースより)

病院での受診の際、症状や心配していることをうまく伝えられず、受けた治療に不満を感じた経験を持つ人は多いのではないだろうか。こういう場合医師の側も、患者の期待に応えられなかったことに忸怩たる思いを抱くことになる。医療現場でのトラブルは実は患者と医師のコミュニケーション不全に起因するものが多い。言い換えれば患者と医師の会話がうまくいっていれば、防げる問題も多い。受診するとき心配事を上手に伝えるにはどうしたらよいか、医師は患者の思いをどうやって汲み取ったらよいか、臨床と医学教育の現場に長く身を置いてきた医師が具体的に提言する。

登録情報

  • 新書: 224ページ
  • 出版社: 集英社 (2011/5/17)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087205932
  • ISBN-13: 978-4087205930
  • 発売日: 2011/5/17
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By vatmideo トップ500レビュアー
「医師と患者はお互いに異なる価値基準を持って生きていること」を、具体的な事例(これが面白い)を示しながら、解きほぐしてくれます。
「不定愁訴」だった人が、診断がつくと患者になることや、気功師をよぶことの是非、病気の説明は明解なのに見込みや予測になると歯切れが悪くなるなど、エッセイ風に話が展開していきます。
何よりも共感できたのは、EBMやガイドラインに対する問題点の指摘でした。そのうえでNarrative Based Medicine(NBM)を紹介しています。患者のNarrative(物語)を治療方針の選択に用いるもので、まだ具体的な手法としては未熟だそうですが、紹介された事例は医師にとっても患者にとってもwin-winの関係といえるでしょう。
いずれにしてもパターナリズムからインフォームドコンセントまで、医師と患者の関係の変化がよくわかる本でした。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By mfhty トップ500レビュアー VINE™ メンバー
 この本は、医師と患者の関係について記述した本です。
 昔からある「パターナリズム」(父権主義。医師の言うとおりに従っていればよいという考え方)、広く知られている「インフォームド・コンセント」の取組、そして昨今の「EBM」(エビデンス・ベイスド・メディシン=エビデンス(証拠)に立脚した医療)、さらには「NBM」(ナラティブ・ベイスド・メディシン=患者個人の人生の物語に立脚した医療)まで、さまざまな考え方をとりあげて、解説しています。
 著者は、これらの考え方のうち、どの立場がいいとか悪いとか単純に判断していません。それぞれの考え方は、矛盾したり、対立したりするものではないという著者のスタンスは共感できます。

 また、この本は、医師の思考パターン・立場と患者のそれとは、(どちらがいいという問題ではなく)基本的に異なっていることについても記述しています。私は医師ではないので、「そういえば、医者の方からみればこういう考え方、アプローチをしますよね」となんとなく理解が深まった感じがしました。

 このように本書はなかなか重要な視点を提供してくれる貴重な本と思います。
 ただ、「主張がきれいに論旨展開されている」というような本ではなく、むしろ、「著者が感じていることを、さまざまな観点から思いつくままに語った」という要素が強い本と思います。私は、読みながら「あれっ。今度は何の話になったのだろう」と感じる部分があり、少しとまどいましたが、それは反面で、さまざまな視点を提供してくれているというプラスの要素もあるとも思います。
 いずれにせよ、少なくとも一読の価値はある本と思います。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By RedHat
非医師にとっては現代の医師の考え方に触れ、医師にとっては自己を振り返る際に参考になる良書と思う。
現代医療の最先端にいる著者が社会構成主義という言葉を使っており時代の変化を感じる。
内容はやや表面的と感じたが、新書であるのでバランスはちょうど良いと思う。
東大出身の現役医学部教授でこのようなバランスの良い方も希有かも。
流石です。
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