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詩の礫
 
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詩の礫 [単行本]

和合亮一
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

「詩の礫」は、福島在住の詩人・和合亮一氏が被災6日目から「ツイッター」で発表を開始した新たな形式の詩です。140字という独特な制限の中で記された言葉は、迫真性と臨場感にあふれ、圧倒的な言葉の力は、極めて短期間で1万人を軽く超える読者の支持を得ました。湧出する感情のまま、まさに礫のごとく向かってくる詩の数々は、故郷・福島への愛しさ、肉親、子、友、自然への慟哭、震災への行き場なき怒り、絶対という概念を失った世界の不条理を描き、読者の心の深い部分を痛いほど衝いてきます。(以下、本書より)

<今、これを書いている時に、まだ地鳴りがしました。揺れました。息を殺して、中腰になって、揺れを睨みつけてやりました。命のかけひきをしています。放射能の雨の中で、たった一人です。>

<どんな理由があって命は生まれ、死にに行くのか。何の権利があって、誕生と死滅はあるのか。破壊と再生はもたらされるのか。>

<避難所で二十代の若い青年が、画面を睨みつけて、泣き出しながら言いました。「南相馬市を見捨てないで下さい」。あなたの故郷はどんな表情をしていますか。私たちの故郷は、あまりにも歪んだ泣き顔です。>

<命を賭けるということ。私たちの故郷に、命を賭けるということ。あなたの命も私の命も、決して奪われるためにあるのではないということ。>

<誰もいない 福島 静かな雨の夜 静かな涙は誰が流しているの この世を去ったその人を想いながら 想うしかない まぶたの中で目覚めるのは海>

テレビ、新聞、雑誌、ラジオなど、「詩の礫」は多くのメディアに取り上げられました。修羅のごとく言葉をつむぐ姿は、読者を大いに共感、驚嘆させること必至です。ぜひご一読を。

内容(「BOOK」データベースより)

ツイッターで放つ言葉の力、福島在住詩人の咆哮。3月16日午前4時23分の被災後最初の詩作から、5月25日の決着まで、「詩の礫」全文掲載―。

登録情報

  • 単行本: 263ページ
  • 出版社: 徳間書店 (2011/6/16)
  • ISBN-10: 419863193X
  • ISBN-13: 978-4198631932
  • 発売日: 2011/6/16
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.4 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 79,823位 (本のベストセラーを見る)
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
人は思いもかけない壮絶な出来事に遭遇した時、「言葉を失う」といわれる。
にもかかわらず震災直後から、パソコンの画面に向かって投げかけた、
怒り、悲しみ、孤独、不安、時には祈りともいえる言葉の小石が綴られている。
一つ一つの言葉とともに、書き込まれた日時と時刻にも心を止めたい。
これらのメッセ−ジに共感した作曲家によって、
すでにいくつかの歌曲や合唱曲も誕生している。
あらためて“言葉の力”を感じさせられる書である。
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9 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
 鉢呂吉雄がいいか悪いか別に、福島のある一部を示して「死の街(町)」という言葉を使った。その前にある新聞では、「ゴーストタウン」という言葉が載った。「死の街(町)」も「ゴーストタウン」も誰が最初にいったかは分からないが、言葉として福島と結びついたのはそのときだった。

 和合亮一氏は、3.11から、それまで考えていた彼の「詩」を捨ててでも、全力で体を言葉に乗せ、放った。それは、本当に詩なのか、いや詩なのだ。これ以上ないほどの詩なのだ。目が離せなくなる。私小説的なものでもなく、詩によって自己を肯定されようともしていない。ただ、詩なのだ。たぶん、後世、この3.11を知るための言葉としては、もっとも重要なものの一つになるだろう。

 原発事故によって、多くの人々は沢山のものを失い続けている。これからも、たぶん多くのものを失うだろう。しかし、さらに多くの人々は、このまま、福島から目を背け続けるのだろうか。そして、福島の痛みを切り捨て、忘れ続けるのだろうか。

 震災後、美談がごろごろと出てきて、一時の感情の揺れだけを起こし、消えていった。その多くが、震災の悲しみを語っているようで、どこか、震災の外でぼんやりと佇む人々の癒しでしかなかったような気がする。
 痛みは痛みなのだ。悲しみは悲しみなのだ。怒りは怒りなのだ。福島は福島なのだ。読み換えはいらない。この詩集を読んで強く感じる。

 
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3月11日直後、テレビ・新聞の情報を信じていた私は、東北地方の惨状を知りながら友人宅にいた。「原発事故」を知ったのは平和な午後のひと時のことだった。海外の友人からは、「早く脱出しろ」とのメールが寄せられた。その頃、どうしようもない怒りと不安をかかえ和合氏は、瞬間のひらめきの言の葉の嵐をツイッターで発信していた・・・そして、たくさんの人々が彼と共にいた。必然的に作られた「本」である。それは、一年の時を経て少し役割を変えている。暴力的な爆発する言の葉は、永遠の言葉の力をもつようになった。 今でも福島人として和合氏は礫を投げ続けている。礫を受け止めた読者である私は、何をすべきなのか・・・考え続けている。  
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必読詩集 0 2011/06/15
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