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評価経済社会 ぼくらは世界の変わり目に立ち会っている
 
 

評価経済社会 ぼくらは世界の変わり目に立ち会っている [単行本(ソフトカバー)]

岡田 斗司夫
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

大変化の時代を幸せに生きるために
ぼくたちのできることはなんだろうか?

twitterのフォロワーが100万人いるひとなら1億円を稼ぐのは難しくない。逆に、1億円を持っていてもtwitter のフォロワーを100万人にするのは難しい。

"評価">"お金" 時代をやさしく強く生き抜くためにどうしたらいいのか?

内容(「BOOK」データベースより)

twitterのフォロワーが100万人いるひとなら1億円を稼ぐのは難しくない。逆に、1億円を持っていてもtwitterのフォロワーを100万人にするのは難しい。“評価”>“お金”時代をやさしく強く生き抜くためにはどうしたらいいのか。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 304ページ
  • 出版社: ダイヤモンド社 (2011/2/25)
  • 言語 日本語, 日本語
  • ISBN-10: 4478015880
  • ISBN-13: 978-4478015889
  • 発売日: 2011/2/25
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.2 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
かつて電博だかなんだかの付属研究機関で、「情報化社会」の次は「芸能化社会」だ。
などといっていたが、この本はそれの焼き直しにも見える。
もっといえば、自分に合う評価のものを自由に組み合わせる「仮想商品化」についても
突っ込んでほしかった。
このレビューは参考になりましたか?
12 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
貨幣経済社会の終焉、そして精神性を重んじる評価経済社会がやってくる…。

元来の意味での貨幣経済社会は、信用取引の発達に伴い、通貨を伴わない貨幣/信用経済社会とでも
言うべきように発達した。リーマンショック、欧州危機と、貨幣経済社会の限界が見えて
この本が予言する未来も遠くないように思われる。

だが、そんな事はないと思う。
評価経済社会のモデルとしてピクシブを考えてみよう。ピクシブはイラストや漫画などの発表サイトであり
投票、ブックマークなどを通じて、純粋に人気だけで順位が決まったり、人気が出たり底辺であったりする
ところである。
例えばピクシブに投げ銭的なシステムを導入するとか、筆者が言うような「クリエイターのパトロン」的な
システムを構築していく事で、評価経済社会として自立していく可能性もある。

ただそれは、貨幣経済社会あっての話である。
ピクシブであれば運営は法人が望ましいし、開発にあたっても「評価経済社会」を通じてといったような
ぬるい関係でシステムは作れない。
つまり貨幣経済社会が健全に成立した上で、評価経済社会が成立する余地があるわけだ。
貨幣経済社会が崩壊したら、評価経済社会というより闇市場経済社会が登場するだろう。

評価経済社会は精神性の時代…。
貨幣=カネが世俗化した今ではそうは感じられないが、元々、貨幣は魔術的なものであった。
日本では金融が制度化されたのは公出挙であり、これは神に供える初穂という風習を税金=金融化したものだ。
中世までは、日本の僧・神人・修験者などが金融・商売をするのは普通であった。

筆者の論に乗って拡張するなら、評価経済社会とは貨幣経済社会の終焉ではなく、
寧ろ貨幣そのものの魔術性が、現代の貨幣の世俗性に反逆した、とは考えられまいか。
反逆したとは言い過ぎだが、そもそも貨幣経済社会も魔術的なものであり、
その一形態(一業態と言ってもいい)として評価経済社会が登場したというのが妥当であると思う。

評価という事で言うなら、証券発行会社は格付け会社によって「評価」されるし、株式市場では銘柄は値付けされて「評価」される。
貨幣そのものも、外為という形で為替「評価」されると思う。
この評価(=価値があるために市場に捧げる)という部分が、世俗化したとは言え、貨幣経済社会の魔術的な部分だと思う。
貨幣経済社会は所有という(古い)考え方、という視点もよくあるが、そもそも市場は、自分が所有するモノを
市場に持って行く事で自分の手から離れるというこれまた魔術的な場所でもある。

例えば資本金、のような如何にも精神性のないようなものでも、戦国期以前の日本には土地に銅銭を壺に入れ
埋める事で神に捧げる(=自分の土地になる)という風習があり、これは自説だが資本金の魔術的な元祖のような
ものであると思う。
貨幣経済社会そのものの精神性、というものも、もう少し考えられてよいのではないかと私は思う。

そこで敢えて、評価経済社会を定義するなら、こうだ。
"インターネット技術によって実現したn個の他人やオブジェクトと自身の関係性の上に、貨幣を媒介させず、経済的効用そのものを互酬・贈与させる社会"
しかし、こう定義したとしても、「貨幣経済社会の亜種・一形態・新業態」と言える域を脱せないように思う。新しいものは何時だって古いのである、と言ってみる。

貨幣を媒介させるのが古い経済である、という含意が透けて見える評価経済社会である。
貨幣−評価−オブジェクトというのが貨幣経済社会であれば、
評価経済社会は、評価−オブジェクト、と直接、人間の評価とオブジェクトが接続されている、
故に人間らしい経済であるというわけだ。
FX(外為取引)というものがある。為替レート、金利差などを利用して、
通貨同士でペアを組んで取引する投資だ。
そこでは、常に通貨から通貨の取引を急き立てられ、
安全なポジション(現預金に相当するような)ものは、ほとんどない。
評価経済社会もまた、FXと同じように、安全なポジション・逃げ場・抜き…といったものがないもののように思われる。

評価そのものを相対化するのが貨幣でもある。
評価経済社会には、貨幣という逃げ場もないし、貨幣という相対化するものもない。
貨幣は、逃げ場となるからこそ、バイパスとして機能し、ストックにもフローにもなる。
実際は、評価とオブジェクトの間の関係性は緊迫して、常に評価か、オブジェクトが急き立てられる。
貨幣という緩衝材がないからだ。貨幣を中抜きするが故に、直接対峙させられる評価とオブジェクトは緊迫する。
評価は、常に何かのオブジェクトとペアを組み、レートや金利差を鞘抜きさせられるように、
追われ、追われるがような…。評価経済社会とは、そう考えると、まるで悪夢のようではないだろうか…。

以上
このレビューは参考になりましたか?
44 人中、31人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
岡田氏の3社から3冊同時刊行プロジェクト/ジェットストリーム計画で出版されたものから「あなたを天才にする
スマートノート」と一緒に購入。『スマートノート』を読み終わり、その感動のままこの本に突入した。

しかし読み始めから手前味噌な議論にビックリして丁寧に読む気が起きず、なんとか読了と言うのが正直なところ
だった。ところが他の人のレビューを見てあまりの評価の高さに再度ビックリ。此れこそ評価経済社会なのかと
思い、違う本の評価をかいてみる気になりました。

「第1章貨幣経済社会の終焉」「第2章パラダイムシフトの時代」の両章は、トフラーの第三の波と90年代の中頃
盛んにされてた情報革命や脱工業社会の到来についての議論との既視感を拭えない。確かにそこに、科学とオカルト
やマスメディア論、モノ不足・ネットによる情報余りの時代など、氏ならではの視点はあるのだが余りに思いつき的
に挿入された浅い論となっている、と言う印象(別出版の機会にとっているのか?)を持った。
ここまでで本の全ページの半分を使っている??

第3章はこの本のテーマの「評価経済社会とは何か?」。情報化社会の本質は、大きな事件や解釈の感想が無限に
あふれだす社会、自分はどう思われているかという「評価」が重要な社会。そして「評価」を仲介として「モノ」
「サービス」、そして「カネ」すらも交換される社会。それがこれからの社会であり、今変わり目にいる。そこは
「誰もが他人に影響を与えることを競争する社会」。「評価(イメージ)」という影響力(評価資本)を多く持った
人・会社が勝者と説いている。この章は一頃のブランド論に近いものをどうしても感じてしまいます。
 
「第4章幸福の新しいかたち」評価経済社会の個人と社会との関係は、自分の価値観を基に同じ価値観を持つ
グループに参加し、自分の生活をコーディネートしていく形で形成されるだろうと予測。第5章新世界への勇気」で、
大きなパラダイムの変化に伴い失うものがあるだろうが、恐れず目の前に広がる全く新しい世界に踏み出そう、
と読者に呼びかけて結んでいる。この辺りになると気持ちは複雑で、どこかで見た論だなと言う気持ちと、ゲームと
オタク文化をリードしてきた氏ならではの視点に感心、でももう少し深く掘り下げてかいてほしいという気持ちが
重なる不完全燃焼状況でした。

『スマートノート』で、氏は「ノートにかいてきた知識が脳内突破(脳内リンク)しインスピレーションが降りて
くる」と書いているが、まさしくこの本はそうして出来たのではないのかと思う。「価値経済社会では、人も企業も
新しい活動を続け拡大を目指していかないと維持費で価値資本が減っていく」と書いているが、この本で氏の価値が
拡大したのか。それともこれぐらいのレベルで影響力を発信していくのが新世界なのか・・・。
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