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証言 沖縄戦の日本兵―六〇年の沈黙を超えて
 
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証言 沖縄戦の日本兵―六〇年の沈黙を超えて [単行本]

國森 康弘
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

沖縄で日本軍は住民たちに何をしたのか。本土防衛の「捨て石」とされた沖縄では、壕からの追い出しや、「スパイ」と見なした人々の処刑、そして「集団自決」の強制など、日本兵による加害行為が県民によって語り伝えられてきた。戦後六〇年を経た今、元兵士たちからその実相を聞く。なぜ日本兵たちは沖縄県民に加害の矛先を向けたのか。沖縄戦史の空白を埋めるルポルタージュ。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

國森 康弘
フォトジャーナリスト。1974年生まれ。日本ビジュアル・ジャーナリスト協会会員。神戸新聞記者を経て独立後、イラクやソマリア、スーダンなどの紛争地、カンボジア、ケニア、ブルキナファソなどの経済貧困地域を取材する。国内では各戦場の最前線に立った元兵士の聞き取りのほか、医療現場や少子高齢化社会の問題、野宿労働者ら低所得者層の生活等を取材している。2008年度上野彦馬賞入賞。京都大学経済学部卒業及び修了。イギリス・カーディフ大学ジャーナリズム学部修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 157ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2008/12/19)
  • ISBN-10: 4000234587
  • ISBN-13: 978-4000234580
  • 発売日: 2008/12/19
  • 商品の寸法: 18.8 x 13 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
沖縄戦について、住民ではなく日本兵の言葉で記録した証言集。沖縄戦を日本兵の口から語らせるというのは戦後初の試みで、第1次資料として貴重な1冊である。筆者は「私自身も[当時の日本兵と]同じような行為に及んだだろう」と告白しながら、「この本を書き上げた今、『もう同じ行動は取らないし、取れない』と断言する」。国としての戦争の大儀は新聞やメディアで書き騒がれるが、畢竟、戦争は個人の人生をめちゃくちゃに踏み潰す以上のものではないこと、そして、個人としての我々は生き様と死に様を国に押し付けられることに対して明確にNoを突きつけなければならないという当たり前のことを考えさせられた。
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形式:単行本
戦前の日本軍は天皇の軍隊であって、日本国民の軍隊ではありません。
戦闘に従事する将兵の個々の思いに家族や郷土への愛着、防衛意識があっても、
組織としての大日本帝国陸海軍に国民の軍隊であるとの自覚はありません。
国体護持とは天皇制を守ることで、軍の最高指揮権である統帥権は天皇にあり、
天皇(天皇家)のために身命を賭すことが将兵に常に求められました。
このような軍隊の特質が沖縄戦で如実に表れました。
沖縄の日本軍に沖縄県民の安全や保護を第一に考える選択はありません。
軍官民一体の総力戦という名目の下で、軍事作戦の手段として県民は利用され、
日米双方の軍によって殺され、死んでいきました。
闇に隠された無非道な婦女子への暴行もあったでしょう。
このことが本書のルポルタージュで検証されています。
沖縄からスターが輩出する現代では理解に苦しむところですが、
戦前の日本では、都会人が地方人を田舎ものとさげすむ以上の、
沖縄県民への差別意識が確かにありました。
そのことも沖縄戦での将兵の意識に影響があるでしょう。
しかし本土決戦になったらと想像すると、概ねは沖縄と同じだったろうと思います。
帝国陸海軍の至高の使命は国体護持ですから、
本土の諸県民も沖縄県民と同様の扱いを受けたでしょう。
内地が白兵戦の戦場にならずにすんだこと、現在の沖縄の米軍基地の存在を思うと、
海軍陸戦隊の太田少将の、最後の電信文を日本国民は忘れてはいけないと思います。
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