のびのびと育っていた5歳の女の子が突然食事中に何度もご飯をこぼし、皿を落とす。
翌日は脚がもつれるようになり、さらに、よくしゃべれなくなる。
そして4日目には、目が痛いと泣き出し、それからは、目が見えなくなり、手が震えてきかなくなり・・・・
同じことが、自分の家族に起こったと、想像してみてください。
愛する子が、突然、壊れてゆくんです。
僕は読んでいてなんども泣きました。
もし自分の子に同じことが起こったら・・・・
そしてこれは、自然災害ではありません。
わたしたち人間が引き起こしたことです。
戦争と同じように、忘れてはいけないことです。
忘れずに、「なぜ?」と、考え続けなければなりません。
いまの水俣は平穏ですが、
水俣で起こったことの上に築きあげられた社会にわたしたちはいま住んでいるのだということを知らなければなりません。
多くの人に読まれるべき本だと心から思います。
証言された方々の真実の言葉がたくさんの人の心に届くように祈りたいと思います。