Amazon.co.jp
まず第1部「投資の基本概念」では、金融・証券市場のしくみ、証券投資理論の発展や技法の進化、投資対象による市場の特徴といった証券の基礎知識や、貨幣の時間価値、投資収益率といった投資の基本概念、続いてポートフォリオ理論、資本市場理論が解説される。計算式や関数、図表と併せて、ときには例題を出しながら論理的かつ簡潔に解説を加える。
第2部「個別資産の分析と評価」では証券分析の理論とそれに基づいた分析法が債券、株式、デリバティブの順に解説される。さまざまな指数、利回り、価格に関する数式、図表も豊富に使われていてわかりやすい。最後の第3部「ポートフォリオ・マネジメント」では基本原理、投資方針をはじめ、アセット・アロケーションの理論や現場での問題点、パフォーマンス測定と評価の概念、具体的測定法が解説される。さらに国際証券投資の章では金利、為替レート、インフレの関係をはじめ、国際証券投資の意義や投資に必要な視点が述べられ、為替リスクとヘッジ、マーケットによるリスクについても記されている。
本書は基本テキストであるため、その内容は刻一刻と変化する証券投資の最新動向を追いかけたものではなく、学会と現場の双方で広く認知され、「数年間程度の時間の経過にも耐えうるような」基本的な理論や技法をわかりやすく解説することを目的としている。よって資格取得志願者や証券分析に携わる人だけではなく、証券投資を学ぼうとする人が基礎的な知識を身につけるための教科書として幅広く活用できる1冊である。(大角智美)
内容(「BOOK」データベースより)
内容(「MARC」データベースより)
著者 横浜国立大学 浅野幸弘
しかし、リスクがあるということは損失をこうむる可能性があるということです。リスクとはどんなものか、リターンとどのような関係にあるか、またそれをヘッジしたり管理したりするにはどうしたらよいか。証券投資にはこうした点を押さえておくことが大切です。本書は、基礎的な概念から始めて、代表的な理論を紹介し、実際にリスクとリターンはどのような関係にあるか、そしてそれらを踏まえて証券投資をいかに実践するかまで、体系的に解説しています。
本書はもともと、証券アナリスト資格試験の基本テキストとして執筆されました。企業の動向を調査して投資判断の材料を提供するアナリストや、ファンドマネジャーなどの資産運用のビジネスに関わる人にとって必要不可欠な内容が織り込まれていますが、それは同時に、証券投資を学ぼうとする学生、証券投資に関心を持っている社会人にとっても有用であるということではないかと思っています。