まず第1部「投資の基本概念」では、金融・証券市場のしくみ、証券投資理論の発展や技法の進化、投資対象による市場の特徴といった証券の基礎知識や、貨幣の時間価値、投資収益率といった投資の基本概念、続いてポートフォリオ理論、資本市場理論が解説される。計算式や関数、図表と併せて、ときには例題を出しながら論理的かつ簡潔に解説を加える。
第2部「個別資産の分析と評価」では証券分析の理論とそれに基づいた分析法が債券、株式、デリバティブの順に解説される。さまざまな指数、利回り、価格に関する数式、図表も豊富に使われていてわかりやすい。最後の第3部「ポートフォリオ・マネジメント」では基本原理、投資方針をはじめ、アセット・アロケーションの理論や現場での問題点、パフォーマンス測定と評価の概念、具体的測定法が解説される。さらに国際証券投資の章では金利、為替レート、インフレの関係をはじめ、国際証券投資の意義や投資に必要な視点が述べられ、為替リスクとヘッジ、マーケットによるリスクについても記されている。
本書は基本テキストであるため、その内容は刻一刻と変化する証券投資の最新動向を追いかけたものではなく、学会と現場の双方で広く認知され、「数年間程度の時間の経過にも耐えうるような」基本的な理論や技法をわかりやすく解説することを目的としている。よって資格取得志願者や証券分析に携わる人だけではなく、証券投資を学ぼうとする人が基礎的な知識を身につけるための教科書として幅広く活用できる1冊である。(大角智美)
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最も参考になったカスタマーレビュー
19 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
良くまとまっているが…,
By qd - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 証券投資論 (単行本)
広範な内容についてわかりやすくまとまっており、私のような初心者がいきなり取り組んでも対応できるものであったと思う。しかし、数学的な面ではかなり天下り的な議論がなされており、しばしば混乱を招く記述が目に付いた。『天下りである』と明記してある部分はまだ良いのだが、所々暗黙のうちに議論している点があり、注意を要する。
例えばT-BillのプライシングP=100*(1-d)という記述、これは正しい割引100/(1+d)を、dが1より十分小さい(短期債なので)という条件の下にTaylor展開したものであるが、そのような但書は一切無く、非常にconfusingであった。そういう決まりなのだから頭から憶えろ、というのはあまりにも不親切である。
22 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
これは辞書ってカンジですかね,
By 動物 - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 証券投資論 (単行本)
高い&分厚い本です。証券アナリストの基本テキストということで、結局皆さん買っているようですね。いきなりこの本を読み始めるのは非効率的で知識も蓄積されないでしょう。 独学で証券アナリストの勉強する場合、まず本屋で参考書を買い、それを中心に勉強します。 「こんな教科書みたいな本なんか読みづらいし、参考書でいいじゃん」 初心者用の本なので、独学&専攻が関係ない(法律)&学部4年生の自分でもついていけましたよ。
10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
証券アナリスト試験必読!,
By
レビュー対象商品: 証券投資論 (単行本)
証券アナリスト試験では基本テキストにも指定されているだけあり、関係業務に従事している人は皆読んでいると言っても過言ではないと思います。ボリュームもあり初めは難しく感じると思いますが、興味のあるところから読み始めれば問題ありません。アセットマネジメント業界の人は会社のデスクに置いておいて参考書的に使うのもいいです。
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5つ星のうち 5.0
アナリスト試験のバイブル
証券アナリストをめざす方であれば必須です。通信講座の基本テキストとしても活用できます。おすすめです。
投稿日: 2004/11/30 投稿者: のぶのぶ
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