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訪問―イメージと記憶をめぐって
 
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訪問―イメージと記憶をめぐって [単行本]

ジャン=リュック ナンシー , Jean‐Luc Nancy , 西山 達也
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,730 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

ポントルモ“聖母訪問”ピカソ“オルガの肖像”を通して“表象の問題”を考察。

内容(「MARC」データベースより)

記憶にないほど古い記憶。忘却に委ねられるしかないもの。あるいは、殲滅(ショアー)の記憶を担う不可能な光景…。ポントルモ「聖母訪問」とピカソ「オルガの肖像」を通して「表象の問題」を考察する。

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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:単行本
ジャン=リュック・ナンシーの訳書は最近何冊もでていますが、「共‐存在」や「共同‐体」といったキーワードで知られているこの哲学者が最近開拓しつつある美学論の地平を翻訳紹介した、初の試みといえるでしょう。マニエリスムの画家ポントルモの『聖母訪問』を扱った第一論文と、ピカソの『オルガの肖像』を扱った第二論文だけでなく、ていねいかつ知的刺激にあふれた訳者解説も参考になります。ナンシー独特の「表象」概念が、キリスト教の文脈と、哲学史の文脈の双方から、絵画とのあいだにとりもっている複雑な関係を理解するのに、非常に良質の入門書になると思います。それと、何といってもシンプルで綺麗な装丁がいいですね。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 絵画と言う具体的「現前」を対象としているために、より鮮明に理解されやすい。

 訪問 第一章から 驚くべき仕方で、ユダヤ教徒の(もしかしたらユダヤ、キリスト教徒の?)レヴィナスは、以下のように書くことが出来た。[この[〈他人〉の]現前は、私たちのもとへと到来すること、登場することに存している。このことは次のように言うことができよう。すなわち、〈他人〉の出現と言う現象は、また顔[visage]であると。或いはまた、(現象の内在性と本質的な歴史性において、いかなる瞬間においてもつねに新しいこの登場をはっきりと示すために)次のように言うこともできよう。すなわち顔の公現(エビファニー)は訪問[visage]であると。」

第二章 イメージー区別されたもの から

ニーチェは、「我々が芸術を持つのは、真理によって根底へと沈まないためである」と言っていた。しかしながら正確には、この命題が成り立つには芸術が真理に触れている限りである、と付け加えなくてはならない。イメージは、網や幕をかけるように根底の前に立てられているのではない。イメージにおいて私達は根底へと没することはしないが、逆にそこにおいて根底が私たちのもとへと立ち上がってくる。イメージの二重分離、すなわちその剥離とその切り取りは、このような根底に対する防護と根底への開示を同時に形作っているのである。
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