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記者は何を見たのか - 3.11東日本大震災
 
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記者は何を見たのか - 3.11東日本大震災 [単行本]

読売新聞社
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

号泣した記者がいた。歯を食いしばってシャッターを押したカメラマンがいた。震災の現場で、心を震わせた70人の取材記録。

登録情報

  • 単行本: 318ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2011/11/9)
  • ISBN-10: 4120043053
  • ISBN-13: 978-4120043055
  • 発売日: 2011/11/9
  • 商品の寸法: 19.4 x 12.6 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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By フォーク世代 トップ1000レビュアー
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この本は東日本大震災の取材にあたった読売新聞記者78人が現地で何を見て、いかに
感じ、何を考えたかの体験記です。78人もの記者が書いてるということは今回の震災
が地震、津波、原発に加え地域が広範囲にわたり、いかに甚大な被害を与えたかを語って
ます。
宮城県気仙沼では弔うこともできないほどの遺体の多さと現地の混乱、災害の威力と死の
恐怖にかける言葉がみつからない。
石巻市立大川小学校は児童108人のうち約7割にあたる74人が津波で死亡・行方不明
となり学校管理下では戦後最悪の被害となっている。子供を失った親の感情が癒えること
もなく、行方不明児童の捜索は今も続いている。
岩手県宮古市の重茂半島では両親と妹が行方不明になった5歳の女の子を取材しており、
覚えたばかりのひらがなで一文字ずつゆっくりと1時間ほど時間をかけ「ままへ。いき
てるといいね おげんきですか」と行方不明のママに宛てた手紙は読んでて涙を誘います。

福島県の富岡町では津波だけでなく原発事故の影響で行方不明者を探しに町に入ることが
できなく家族を守れなかったことと探しにいけない二重の悔しさを抱えていた。
慰霊祭で両親を亡くした男性(48歳)が遺族を代表して弔辞を読んだ。原発事故の影響
で遺体が発見されたのは40日あまり経ってからだった。
「この日本で、両親の遺体がこれほど野ざらしになるとは考えなかった」男性の無念さが
胸に迫ります。

本書に収録された手記は想像をはるかに超える惨状であり,津波で家族を失った人たちの
途方もない悲しみであり、原発事故で着の身着のまま故郷を追われた人たちの深い絶望
です。多くの記者がこの現実に言葉を失い、立ちすくみ、自問自答しながら「伝える」
そして「記録する」ことを胸に刻んで取り組む姿がこの本から感じとれます。
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22 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
タイトルと、表紙の写真に違和感を覚えた。
表紙は構図もばっちり、若い女性とがれきが対置され、広告写真かと見まがう。
おまけにワイドショー的タイトル。驚愕の体験を、矮小化した私的ルポにしているのではないか。

写真でみる惨状は一部を切り取ったものに過ぎず、なかなか真実は伝わらない。180度がれきの体験は想像以上につらいものである。
被災者にレンズを向けることも、話しかけることも、あの状況下では、まともな神経の持ち主なら躊躇した。

で、力量のない記者は結局、女こども老人に取材先を求める。当時被災地では、民放メディアのお涙頂戴の報道に辟易した(もっとも地元ではしばらくは、ラジオと新聞しかなかったが)。東北ではみんな、明るいニュースを求めていたのである。在京メディアは、ここぞとばかりににわかジャーナリズムと化した。
そんな中、泣きながら「普通のラジオニュース」を読んだNHKアナウンサーに深い感動と共感を覚えたものである。

最悪の災害であったため、だれでもがそれなりに「絵になる」写真を写した。関連図書はどれも写真の力で、圧倒的なメッセージを発する。現地ルポはどれもが称賛され、取材者は「どや顔」である。
冷静に振り返るようになったら、報道の検証も必要だろう。
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By トップ1000レビュアー
 津波、原発、官邸・東電、東京・そして各地などの章で記者の現地ルポ
をまとめた読売新聞番外編である。

 なんと言っても、津波にかかわる44人の記者の証言には、目を覆うと
ともに、涙で目が翳む。
 その中でも、両親と妹を失った4歳の愛海ちゃんの話は短文ではあった
が、胸を締め付けられた。母親への手紙を書きながら眠ってしまった愛海
ちゃんの写真はあまりにもけなげで涙が止まらなかった。記者が、私は、
愛海ちゃんが結婚するまでは見守り続け、花嫁の写真を両親の墓前に届け
ようと心の中で約束したと決意表明している。

 大川小学校の話も悲しい、幼稚園バスの話、写真も涙が止まれない。
この章の全編に涙があふれることを押さえられない。

 東京の帰宅難民のルポもたいへんだったことや手探りで情報を集め、多
くの都民が一時避難所で暖をとったり、軽食を口にしていたことが分かっ
た。池袋では、立教大学などが受け入れたりしていたのに、JRは何をや
っていたのか、何故シャッターをいち早く下ろしてしまったのか残念であ
る。

 他の新聞社からも同様の記者現地ルポの出版を期待する。
 私たちは、東日本大震災を生涯忘れる訳には行かないだろう。
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