池上彰さんのNHK時代を振り返った本。
記者になりたいというタイトルから分かるように記者を志望した理由。
会社を受けた時のこと、実際に記者としてどのようなことをしてきたのか、
などが詳しく書かれています。
松江、呉、警視庁、文部省、キャスター、アナウンサー、など
記者職以外の職種を経験され腕を磨いたことが今の池上彰氏につながっていると思った。
本書を読むと記者へのこだわりが強く感じられる。
(記者生活よりアナウンサー歴の方が長くなるのも本意ではなかったと本文にあった)
しかし実際には記者職と関わるアナウンサー、子どもニュースでの解説などを通じて
他の記者やマスコミ人には簡単にはマネできない境地に到達したのだ。
複数のキャリアを重ねることの重要性を改めて実感した。
今の時代ではこのような人事異動がNHKなどであるのかは分からないが・・・。
1970年代から2000年代での当時のマスコミの雰囲気や仕事ぶりなどが
実感できると思う。今では本文にあったポケベルもゼンマイ式カメラも
信じられない気持だ。しかしほんの20〜30年前はそれが普通だったのだ。
当時と今がいかに劇的に変化したのかも分かる。
マスコミで記者を考えている人は記者職のこれまでを知るという意味で有意義な本だろう。
そして未来の記者はどうなっていくのかを考え
実践するときに何かの道標になりそうに思えてならない。