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本書は、そんなタクシー運転手の記憶力を脳科学的に解析したマグワイヤの研究の紹介から始まる。その興味深い研究の結果、タクシー運転手の脳のある部分が一般の人よりも大きく、しかもそれはベテランの運転手であるほど大きいという驚くべきことがわかった。
よく年をとると記憶力が衰えるといわれるが、この研究は成人した後であっても鍛えれば記憶力がよくなることを示している。しかし、そうは言っても成人して年齢を重ねるごとに記憶力が落ちていくのを感じるわけだが、脳科学は脳の構造にあわせた3つの「記憶の仕方」があることを教えてくれている。それは(1)何度も失敗を繰り返して覚える、(2)きちんと手順を踏んで覚える(易しいものから難しいものへ)、(3)まずは大きく捉え、最初から細部にこだわらない、である。年齢と共に「丸暗記」する能力は衰えていくが、この方法を用いれば記憶力は鍛えられる。
本書は記憶に関する脳科学の興味深い研究を、歴史に沿ってわかりやすく紹介している。また「テストの直前に詰め込み勉強をするなら徹夜するよりも早起きして勉強した方が良い」「テストの前に風邪薬を飲むと記憶していたものが思いだしにくくなる」など、記憶力に関するアドバイスもかなり具体的だ。
文章も読みやすく、必要な生化学や脳科学の基礎知識もわかりやすく解説してあり、記憶のみならず広く脳科学に興味を持っている人にお勧めできる。(別役 匝)
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【オヤジが変わった】
中高年になると、とかく
「脳細胞がどんどん死んでいるんだから、新しいことが覚えられないのは仕方がない」
と言い訳をしがちです。
実は、脳の記憶を司る神経細胞は、使うことで年齢には関係なく増え続けると言うのです。
年をとると若い頃のように勉強しなくなり、覚える努力をしないだけ、と言うのが著者の指摘で、
中高年が「新しいことを覚えられない」原因なのです。
脳と体の健康を保つ、と言う意味でも「ものを覚えよう」という意欲を掻き立ててくれました。
【英語学習に活かす】
40才を過ぎてから英語学習を始め、毎日勉強しても中々話せない、TOEICスコアもそこそこあがったけど、それ以上伸びない。
「こんなに勉強しているのに俺ってバカじゃねぇか?」
とも思っていたそんな私の学習に唯一抜けていたのが英文の暗記、暗唱です。
「この年で覚えられる筈がない」と、やろうともしていなかった。
でも年齢に応じた脳の使い方がある、記憶に必要な脳の神経細胞は使えば増える、
それに勇気付けられ英文の暗記、暗唱にチャレンジすると、ちゃんと暗記できるじゃん。
英語の通信教育の月例課題のスコアも、やや右下がりの高原状態から脱却し、点数面では短期間にブレークスルーしました。
次回のTOEICが楽しみ。。
【オヤジの共感】
人間は気合と根性、と言っているオヤジですが、この本でも、脳の働きを活発にするには「意欲」と「努力」が必要と言っています。
最先端の脳科学でも、「意欲」「努力」が尊い、とする結論は大変共感が持てました。
いやぁ~、文系オヤジにもこの「脳科学」の本は面白かったし、随分得をしました。本書の著者の若き研究者に多謝。
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