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最も参考になったカスタマーレビュー
14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
記憶、という現象にまつわるリクール氏の研究の集大成,
By uzithe9mm (Tokyo) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 記憶・歴史・忘却〈上〉 (単行本)
記憶、という現象については認知心理学や、あるいは脳神経学の分野からも様々なアプローチが試みられている近年、哲学の分野からこれほど詳細で、且つ洗練された考察が現れたのは軌跡としか言いようがありません。ポール・リクールという著者の詳細な経歴は割愛するとしても、老境に差し掛かって尚これだけの書物を著することが出来たのは、彼ならではでしょう。 本自体としては、それはあまりにも難解すぎる哲学用語に彩られており、凡そ片手間に好奇心だけで読める本ではないというのが正直なところです。非常に残念なことですが。 しかし、ベルグソンの提示した「イマージュ」という概念や「想起」という行為、「幸福な再認」などそれらの用語はあまりにも的確で画期的ですらあります。 もしまとまった暇がとれて、且つ「記憶」→「回想」という現象の連関に興味がおありならば、是非一読をお勧めする本です。
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