ゲシュタルトセラピーに関心があったというより、
「パールズによるパールズのゲシュタルトセラピー」という副題を見て、
おもしろそうに感じたので、読みました。
『自分だけのためにこれを書くこと、書くことで自分自身を整理すること、
まだ解決されていない自分の喫煙その他の問題の原因を調べること』という
意図で書き始められたもののようです。
精神分析というと、過去との対峙が中心で、暗い、重いというような印象がありますが、
この本はあっけらかんとしています。
実に”楽しい”・・・というか、”本人の書きたいという気持ち=楽しい”という
感覚が伝わってきました。
うぬぼれとか自慢とか、自分の性のこととか、他のセラピストへの批判とか、
とにかく正直に思ったままを書いてあるのところや、書いている最中の心の中の
会話も書いてあって、本人の気分の揺れもそのまま書いてあります。
挿絵(パールズ作)や、詩(パールズ作)も、リズムの効果が生まれて、素晴らしい。