昔の因縁のある盗賊夫婦は ともかく、若い未亡人(喜世)と堀田備中守の妹(由紀姫)にも、自分の京の住いを訪ねるように伝えた。
特に由紀姫に関しては、兄の備前守の「三年でも四年でも存分に京に滞在するがよい、とあれに告げても宜しゅうございましょうや」に「何の遠慮することなどありましょう。」と答えた。
そして、「若年寄堀田備前守正俊三十六歳と交わしたこの話が、その後の京に於いて大騒動のもととなることに、まだ気付かぬ・・・・」とあるがこの大騒動はどこにも無い。
この文庫の発行は2010年5月であるが、2011年の11月現在、続編も見当たらないようだ。
この大騒動とは何なのか、単なる恋の鞘当程度なら大げさすぎるし....... 読み終わってこの件が大きくストレスとして残った。